いきなりの強敵。ゴーリーの加奈、シュートを70本止めた!

【小説の展開】グレツキーはあっさりパスした。志帆さんがダッシュでチェックに行ったが、まるでおとなと子供だった。私はシュートコースをふさぎに行ったが、センター、ウイング、センターとダイレクトパスで回されたあげく、スクリーンで入ってきたロバタイユにラストパスが渡り、いとも簡単に決められた。「ピーッ」ゴール裏の赤い得点ライトが点った。開始20秒である。

*主人公の無瓢 庵(ムヒョウ アン)。背番号99。23歳。アスリート&中華料理のシェフ見習い。実際の女子アイスホッケー代表チーム「スマイルジャパン」に架空のアスリート、アンが参加して物語は進みます

43.強すぎる。でもシュートは撃たなきゃ入らない。ハプニングもある。 そしてハプニングは起こった。

 試合がはじまった。

 私は素早くパックに触り、パックは私の背後へこぼれた。

 私は陽子さんへバックパスをしようとした。ところができなかった。グレツキーのスティックが伸びてきて、パックをかすめ取った。

 最初の衝撃だった。なんて長いリーチだ。

 グレツキーはあっさりディフェンスのブレイクにパスした。志帆さんがダッシュでフォアチェックに行ったが、まるでおとなと子供だった。ロバタイユに縦パスを通された。トコがからだを寄せたが、くるりとターンされ、ゴール裏に回ったヤリ・クリとのワンツーパスが決まった。私はあわててシュートコースをふさぎに行ったが、ライトディフェンス、レフトディフェンス、ウイング、センター、ウイング、センターとダイレクトで回されたあげく、ゴール前にスクリーンで入ってきたロバタイユにラストパスが渡り、いとも簡単に決められた。

「ピーッ」

 ゴール裏の赤い得点ライトが点った。

 開始20秒である。

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小説「スマイル」。女子アスリート冒険物語

松宮宏

「スマイルジャパン」に架空の選手「アン」を加えて進む小説。アメリカでアイスホッケーに出会った「アン」はジュニアを経て全米大学選手権で活躍する。日本代表はアンを帰国させるがソチは全敗、アンが所属する事になった社会人チームもリンク閉鎖の危...もっと読む

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