基本書のネット注文はNG
司法試験ともなると、予備校の参考書といっても、とてもたくさんの数があります。次は、そこからどれを選ぶかです。
これはプロセス論の話になります。
まずは、街で一番大きな書店に行くことです。自分が知っているなかでもっとも参考書の類が充実している書店です。
そこで、各予備校が出している司法試験の参考書について、たとえば「憲法」とか「民法」とか、自分がそれなりによく知っている科目を並べてみます。さらに、昨日授業で習ったばかりの箇所を比較してみます。その結果、もっとも網羅的でもっとも詳細なものを選ぶようにします。
1冊しか読まないのだから、抜けがあっては絶対に困ります。
英単語の単語帳を選ぶのならば、もっとも単語数の多いものを選ぶのが私の方法です。最後に本との相性を確認します。基本書は可能な限り持ち運んでどこでも読みたい。そのため、私の場合は、重すぎる本や大きすぎる本は、持ち運びに不便として却下します。そういうときは、1冊のものではなく、2冊に分冊して書いている上下巻の作りのほうが、便利です。
また、個人的なことになりますが、2色刷以上の本は私には合いませんでした。長い時間読むには、うるさいからです。それに、変な挿絵やコラムが、自分の趣味に合わないならば選ばないほうがいいと思います。こういったものがあることで、本の権威、重厚感が薄れてしまうからです。
そうやって、ためつすがめつしたうえで、それらを満たした1冊を、自分の基本書と決めましょう。
そのため、「基本書」はインターネット注文で買ってはいけません。必ず自分の目で見て、自分の手でぱらぱらとめくって確かめてから買いましょう。
重要なのは、その1冊を選ぶプロセス
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