グローバル・スタンダード」というお約束 そしてみんな「ノマド」になる【第6回】

最近よく耳にする「グローバル・スタンダード」という言葉があります。それは一体なにを意味するのでしょうか? 日本のスタンダードとはいったい何が異なるのでしょうか?

 前回3回を通じて、米国と日本の企業の雇用形態の違いを描いてきました。今回は米国系のグローバル企業ではどんな人が働いているのか、また職場でのコミュニケーションがどのようになっているのかをお話しましょう。

多国籍な環境

© Gerd Altmann/all-silhouettes.com / PIXELIO
 アップルなどのグローバル企業では従業員の3割ほどは外国人(非米国人)で占められています。ほぼ全員外国人などといった部署さえありますし、私自身もイラン人、アメリカ人、そしてインド人の上司に仕えたことがありました。同僚や部下たちの国籍もさまざまで、職場ではインド訛り、中国訛り、アイルランドやフランス訛りと、あらゆる訛りの英語が飛び交っていました。

異なるのは英語だけではない
 英語の違いなんてかわいいもので、そもそも常識が根本的に異なるのです。例えば日本では整然と列に並ぶのが「常識」ですが、横入りするのが常識な国もあるのです。食べ物を手で食べる国もあれば、ナイフとフォークの国もあり、箸を使う国もあります。信じる神様も違いますし、政治的思想も大いに異なります。このような言葉も肌の色はもちろん、価値観や行動様式さえも異なる人達と一体どうやったら効率よく働くことができるのでしょうか?

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コメント

ko_kishi この記事必読。これって、つまり、例の「プロトコル」ってのとも繋がる話?ですよね?>> 5年以上前 replyretweetfavorite

ko_kishi "前回3回を通じて、米国と日本の企業の雇用形態の違いを描いてきました。今回は米国系のグローバル企業ではどんな人が働いているのか、また職場でのコミュニケーションがどのようになっているのかをお話しましょう。" |松井博|cakes http://t.co/sTrxxqi5XE 5年以上前 replyretweetfavorite

sleeping_husky 今までの話はどちらにもいいところ悪いところあったように思うけど、今回は完全にアメリカ側がまともに見えるな 5年以上前 replyretweetfavorite

mlh0204 この方の文章は、あまりに当然過ぎて、逆にこれが"当然"ではない環境があるのだということに気づかされる。面白い。QT @Matsuhiro 5年以上前 replyretweetfavorite