※「フェル先生のさわやか人生相談」は、noteの定期購読マガジン「週刊フェル」にお引越ししました。詳細は記事の最後をお読みください。
私より1時間も早く帰宅しているのに……。
フェル先生、こんにちは。
夫が家事をしません。彼と一緒に住んで3年経ちます。当初は2人とも激務で、終電で帰宅し、私が家事をしていました。今はお互い転職し、ごく常識的な時間に帰宅しています。彼は私より1時間ほど早く帰宅して、趣味に没頭していたり、副業の仕事をしたりしています。
何度か、家事をしてほしいと伝えています。泣きながら訴えたこともありますし、淡々と話したこともあります。毎回、彼が怒ったようになってしまうか、頭を撫でるなどしてごまかされて終わりです。ただのヒステリーだと思われているのかもしれません。私のほうも面倒になり、また理解してもらえないことに悲しくなり、伝えることを放棄してしまいます。
生活費は彼の方が多めに出してくれるとはいえ、家政婦さんに来てもらえば(クオリティは全く異なるでしょうが)もっとかかるだろうという額です。
「家事をしないこと」そのものよりも「私が苦しんでいることは認識しているが、それでも構わないと思っていること」がもっとつらいです。どうすれば本気で取り合ってもらえるのでしょうか?
(27歳、女性、会社員)
A.ふむふむ。ご主人が家事をまったく手伝ってくれないと。夫婦ともに働いているのに、しかも最近ではご主人の方が仕事が早く終わり、1時間も早く帰宅しているのに、風呂を入れるでもなく食事の支度をするでもなく、趣味に没頭し、副業の仕事に打ち込み家事のサポートを一切してくれないと。
「家事は女性がするもの」という古い感覚なのでしょうか。政府は男女共同参画社会を目指し、今から20年以上も前に総理府内に男女共同参画室なる内部部局(2001年の内閣府設置に伴い、男女共同参画局に改組)を作っているのですが、どうやらその効果は薄いようですね。
しかし私はご主人の気持ちがよく分かります。実は私、あなたのご主人以上にグータラ亭主だったのです。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。