20秒」を越える話をしてはならない

「伝えたいことがうまくまとまらない」「ついつい長話をしてしまう」「自分の印象をよく見せたい」その悩み、すべて「20秒」で話せば解決します! 相手の印象に残る話し方を、書籍『20秒で自分の魅力を伝える方法』より、ミス・ユニバース・ジャパンビューティーキャンプ講師の佐藤まみさんが解説します。

長く話すのは簡単! 丁寧で誠実でも長い話は伝わらない

私はブライダル司会の仕事を20年間続けてきました。今では会社に約10人の司会者を抱え、彼女たちに司会技術を指導する立場でもあります。ブライダル司会の仕事をしていてつくづく感じるのは、一般の人は伝え方で損をしているということです。

結婚式といえば、親族や友人によるスピーチが欠かせません。スピーチの時間はだいたい3分が目安とされていますが、多くの人は3分をオーバーして話します。特に年配の方になるほど、話が長くなる傾向があり、ときには5分、10分たっても終わらないこともあります。冒頭で「スカートの丈とスピーチは短いほうがいいと言われますので手短に話します」と自分で言っておきながら、10分以上話す強者も……。

祝福したい気持ちはわかります。その思いが話の長さに反映されているともいえます。もしかしたら、最初はもっと短くまとめるつもりだったけれども、話しているうちに気持ちがよくなって、「あれも話そう、これも話そう」と次々に話したいことが浮かんでくるのかもしれません。しかし、残念ながら、話が長くなればなるほど、会場の雰囲気はしらけていきます。3分を過ぎればとっくに集中力が途切れ、別のことを考え始めます。それでも終わらなければ、「もう、長いよ!」と心の中で悪態をつき始めるでしょう。そうなると、せっかく長々と熱弁を振るったにもかかわらず、多くの人は話の内容をほとんど覚えていない、ということになります。

ところが、長いスピーチをし終わった人は満足顔です。言いたいことを伝えられた、ということなのかもしれませんが、長いだけのスピーチを聞かされるほうはたまったものではありません。

私がもったいないと思うのは、そうした長いスピーチの中にも新郎新婦の人柄を表すようなすてきなエピソードが含まれていることです。そのエピソードを中心にコンパクトにまとめることができれば、感動的で記憶に残るスピーチになるはずなのに……と。もちろん、3分以内で簡潔に感動的なスピーチをするゲストもいます。そういう人のスピーチは、いちばん伝えたいエピソードが明確になっていて、その話を中心に話が構成されています。けっして話が脱線したり、エピソードが追加されたりはしません。

「話が長くなる」というのは、結婚式のスピーチにかぎった話ではありません。ビジネスシーンでも見受けられます。

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20秒で自分の魅力を伝える方法

佐藤まみ

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コメント

Salvare13918 |佐藤まみ|20秒で自分の魅力を伝える方法 Brown Peterson Paradigm,久々に聞いたわ笑 https://t.co/nbBdfDQiWL 2年以上前 replyretweetfavorite

syoujinkankyo やっぱり集中して話を聞けるのはこれぐらいなんだなぁw  2年以上前 replyretweetfavorite