アイスホッケーの神、ウェイン・グレツキー。今夜、復活だ!

策略阻止に走る伊織たち。アスリートであるアン立ちスマイルジャパンは知らない。目の前の試合をがんばるだけ。しかしグレツキーである。本当に登場した。観客は大歓声。ステイプルズセンターはアメリカ・プロスポーツ仕様のオープニング、歌、セレモニー……そして、試合ははじまった。

*実際の女子アイスホッケー代表チーム「スマイルジャパン」に架空のアスリート、アンが参加して物語は進みます。

42.私の横に立った選手、彼こそはアイスホッケーの神、ウェイン・グレツキーだったのである。

「さあ行くぞ!」

 キャプテン志帆さんのひと声で私たちはリンクに飛び出した。

 試合前の30分間。所定の練習タイム。

 スケート靴の歯が氷に乗った瞬間の「クシャ」いう音。すごく上の天井に届いたのがわかった。すり鉢の底にいるような感じ。日本のアイスリンクとはぜんぜん違う。

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小説「スマイル」。女子アスリート冒険物語

松宮宏

「スマイルジャパン」に架空の選手「アン」を加えて進む小説。アメリカでアイスホッケーに出会った「アン」はジュニアを経て全米大学選手権で活躍する。日本代表はアンを帰国させるがソチは全敗、アンが所属する事になった社会人チームもリンク閉鎖の危...もっと読む

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