大学1年生の歩き方

人生で最も不安な4月」とどう向き合っていくか

新歓コンパにも参加しそびれ、授業選びにも失敗した…。と大学1年生の頃を思い起こす桃山商事・清田代表。今になって思えば、もっと「ぶつかり稽古」をしてみてもよかったと言います。初めてのことばかりの4月だからこそできる「ぶつかり稽古」とは?

「気合い満々で空回りするもよし、自分のペースでスロースタートするもよしです。」
(書籍『大学1年生の歩き方』より。よろしければ著者二人の対談「失敗したって、どっこい生きてる」もどうぞ。)

新歓コンパに一度も参加できなかった

新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。大学1年の4月、いかがお過ごしでしょうか。トミヤマさんは「人生で最も不安な4月」と言っていましたが、未知の場所、未知の人々に囲まれ、何かと不安な日々を送っていることと思います。私もめっちゃ不安でした。入学式に他大学の親友を同伴させるくらい不安でした。

現在は「桃山商事」という、老若男女から失恋話や恋のお悩みを聞き集め、それをコラムにしたりラジオでしゃべったりする仕事をしていますが、思い起こせばこの活動も、私が大学1年の4月に抱いた不安に起因するものでした。

私は中高6年間を東京の男子校で過ごし、1年間の浪人生活を経て大学に入学しました。予備校時代は朝から晩まで参考書と向き合うだけの毎日だったので、晴れて志望校に合格したときは期待と希望で胸をパンパンに膨らませたものです。せっかく受験で英語を頑張ったんだし、英検やTOEICの勉強を続けて英語力を伸ばそう。大好きなサッカーと草野球と卓球のサークルに入って、マルチな運動能力を磨こう。女子の友だちをたくさん作って、海に祭りに花火に青春を満喫するぞ! さらに、当時ハマっていた『竜馬がゆく』(司馬遼太郎・文春文庫)という歴史小説に影響され、「幕末研究会(的なサークル)に入って日本を洗濯するぜよ!」なんて大志も抱いておりました。

このように、とにかく入学前から「あれもこれも頑張るぞ!」と意気込んでいたわけですが、私の心は早々と折れることになります。きっかけは、入学式の日に勧誘されたアメフト部からの鬼電話でした(しかも実家に)。私は身長164cm、体重60kg前後という、男子ではかなり小柄な部類の体格です。そんな男をなぜ屈強なアメフト部が欲しがるのか……。戦力要員じゃないことは明白です。だったら何なの!? 怖いよ! 頼むから毎日電話してこないで!

と、この体験は私に大きな恐怖を植えつけました。アメフト部に入部したら球拾いとパシリで4年間が終わってしまう。知らない人はみんな怖い人。部活やサークルは一度入ったら抜けられない場所だ……などと極端に考えてしまい、「気軽にお試しで〜♪」なんて気持ちには全然なれなかった。こうして私は、居留守をして勧誘から逃げ、学校が終われば高校時代の友だちとばかり遊び、一度も新歓コンパに参加することなく1年生の4月を終えました。

「欲張り×情報不足」で授業選びに大失敗

これは友だち作りや授業選びにも大いに影響しました。

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大学1年生の歩き方

清田隆之(桃山商事) /トミヤマユキコ

「失敗しても大丈夫!」な人生の歩き方とは? 早大助教のトミヤマユキコと、恋バナ収集ユニット桃山商事の清田隆之が、仕事や恋愛、お金やコンプレックスの話まで、自身の黒歴史をさらしつつ語ります。「キラキラしたいわけじゃないけど退屈な学生生活...もっと読む

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コメント

marekingu #スマートニュース 2年以上前 replyretweetfavorite

sayusha 【連載】『大学1年生の歩き方』公開中! 新歓コンパにも参加しそびれ、授業選びにも失敗した…。と大学1年生の頃を思い起こす桃山商事・清田代表。今思えばもっと「ぶつかり稽古」してもよかったかも…と。 https://t.co/UP8aVpEd6t 2年以上前 replyretweetfavorite