※「フェル先生のさわやか人生相談」は、noteの定期購読マガジン「週刊フェル」にお引越ししました。詳細は記事の最後をお読みください。
何を言えばよいかわからず、口数が減ってしまいます。
フェル先生、毎週のご回答、いつも参考にさせていただいています。私の悩みは、初対面の人が多い飲み会でうまく立ち回れない、というものです。
私はふだんから口下手というわけでもなく、友人や同僚などであれば人数が多くても楽しく話すことができます。初対面の人相手でも、一対一ならそれなりに話せます。
しかし、これが知らない人ばかりが4・5人になると難しく、10人以上が集まるちょっとしたパーティーやセレモニーになってくると、何を言えばよいかわからず、極端に口数が減ってしまうんです。
こういう場でもみんなを楽しませる気の利いた発言ができる人がいる一方、自分は居心地の悪さに、ただ周りに合わせて苦笑いしているだけ……。そんな自分がかっこわるく、惨めに思え、よけい何もしゃべれなくなっていく負のループ……。
フェル先生、どうしたら初対面の人だらけの社交の場で、うまく過ごすことができるようになるでしょうか?
毎回、千差万別のお悩みに的確な回答をされているフェル先生なら、きっとそういったことにも長けていらっしゃるんじゃないかと思い、ご相談させていただきました。なにかアドバイスをいただけたら大変うれしいです。
(33歳・男性・マスコミ関係・スカシカシパン)
A.マスコミ関係のお仕事に就かれているという33歳のお兄さん。コミュニケーションの業界に所属し、しかも中堅どころとなる33歳になるのですから、もう少し言葉の勉強をしておきましょうよ。飲み会でうまく「立ち回れない」とのことですが、「立ち回る」という言葉には、「自分が有利になるよう、狡猾に動き回る」というニュアンスが含まれています。言葉自体に、そこはかとなくコスいイメージが有るんですね。貴君が言葉通りに狡っ辛く動き回り、その場限りでも良いからともかく社交的に振る舞いたいと言うなら話は別ですが、そうでは無いのでしょう? 言葉の一つ一つが飯のタネになるマスコミ業に就かれているのですから、商売道具である言葉遣いには十分に気を付けてください。
と、のっけから小言を言ってしまい大変失礼致しました。ここからが本番です。初対面の人が多い宴席で、上手に振る舞うことが出来ないと。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。