スタジアムの外から野球を考えるためのブックガイド

アメリカより日本に野球が伝わって約140年。もはや日本人のDNAに染み付いてしまったこのスポーツは、観ることや語ること、自分自身がプレイすること以外でも多様な楽しみ方が成り立っています。そんな野球に魅せられてしまった男、文芸誌『界遊』編集長で合同会社カイユウ代表の武田俊さんに、活字として書かれた野球本をご紹介いただきました。本を読むのは好きだけど、スポーツはあんまり……という人にこそ読んで貰いたいブックガイドです!

平均年齢25歳の、ざっくばらんにまとめると編集とデザインとWebに関するあれこれを事業としているKAI-YOU(かいゆう)という会社を経営し始めて2年近くが経った。2年も経つと「経営」にも慣れてくるのだが、それでも悩みはつきないもの。どうやって自社サービスをさらに延ばしていくべきか、限られたスケジュールの中でいかに質の高い成果物をつくるか、というものから、てゆーか今月複合機のカウンター料金高すぎじゃね? や、電気つけっぱなして帰ったヤツだれだよ! っていうお母さんの小言みたいなものまで、それはもう様々である。

そんな僕にとって、個人的にこのところ頭を悩ませていることは何かといえば、実は野球についてだったりする。

先日こんなことがあった。
僕らの自社メディアである「KAI-YOU.net」は、エンターテイメントの領域で世の中をPOPにするポータルメディアとして運営しているのだが、これまでジャンルとしてのスポーツを取り扱ってこなかった。これにはメディアの方向性などいろいろな理由があるのだが、基本的には他のコンテンツに比べて文脈依存が少なく、また規模の大きなスポーツは、個人的にはいつか何かしらの形で取り上げたいと思っていたのだ。そんな時、知り合いのこんなツイートを発見した。

「スポーツ(笑)とスイーツ(笑) 似てる」

ちくしょう、と思いつつこれは言い得て妙で、たしかにスイーツ(笑)と呼ばれるいわゆるリア充層にスポーツ好きが多いような傾向を感じてしまう何かはある。逆に、甘味の好きなリア充女子を「スイーツ(笑)」と揶揄するような層が、同じように「スポーツ(笑)」と記述していそうな気もなんとなくする。でも、体育会系/文化系、あるいはジョック/ギークでもいいのだけど、それぞれのクラスタを支配している価値観や空気感で、本来もっと越境できるコンテンツが留まってしまうのは、なんともかなしい。そこで今回は、1野球ファンとして、野球ファンはもちろん、非野球ファンであり、どっちかと言えば文化系な感じの人たちに特に読んでもらいたい野球本を集めてみた!

ピラミッドでプレイボール!? 野球愛ゆえのハチャメチャ世界旅行

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コメント

stakeda はい、実はいちど書かせて頂きました!“@manaview: あっ、武田くんだ! 約5年前 replyretweetfavorite

manaview あっ、武田くんだ! 約5年前 replyretweetfavorite

stakeda 野球好きじゃなくても、本に少しでも興味があったら楽しめるものとなるよう書いたつもりです。野球および野球本マニアの方には、ちょっと物足りないかもしれませんが、それでもぜひ! https://t.co/TEvfR7myuy 5年以上前 replyretweetfavorite

JINX_22 これは読まんと。メモ。“@cakes_PR: 武田俊さん @stakeda から野球ファンはもちろん、非野球ファンにも盛大に贈る寄稿が登場。 https://t.co/Gb93RmTX0U” 5年以上前 replyretweetfavorite