河邉徹
テレビの未来は誰にも予測できない方向へと進んでいった
【理想の夢②】
多くの人が憧れていたテレビ業界だが、自分が30歳を迎える頃には、変化が起こり始めていた。ネットの普及にともない、テレビを観ない若者が増えてきたのだ。そんな時代に目をつけたのがスマホで観ることのできるネットTVだった。最初は全く相手にされないメディアだったのだが――
<WEAVERの河邊徹がドラムスティックからペンに持ち替えて描いた作家デビュー作!>

イラスト:堀越ジェシーありさ
ネオブロの名で親しまれるそのブログは、一般人だけでなく、芸能人を含む様々な職種の人が、それを利用して情報を発信している。それゆえ幅広い職種の人と会う機会があり、人脈の開拓には事欠かない仕事だった。
様々な人と出会い経験を積むうちに、加藤が興味を抱いたものの一つが、テレビ業界だった。二十代の頃、仕事を通じて知り合ったテレビ業界の人々は、みな一様に輝いて見えた。
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この連載について
河邉徹
WEAVERのドラマー・河邊徹の作家デビュー作。バンドで作詞を担当してきた河邊の
〝言葉の世界〟をドラムスティックからペンに持ち替え、描いた「夢」をテーマにした長編作。
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著者プロフィール
1988年6月28日、兵庫県生まれ。関西学院大学 文学部 文化歴史学科 哲学倫理学専修 卒。ピアノ、ドラム、エレクトリック・ベースの3ピースバンド・WEAVERのドラマーとして2009年10月メジャーデビュー。バンドでは作詞を担当。
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