アメリカでの試合は神が仕組んだ。 やるしかない!

【小説の展開】スマイルジャパンが対戦するロサンゼルスキングス・シニアのメンバーが明らかになった。世界的名プレイヤーばかり。グレツキーもいる。「強い相手を知ってこそ階段を上れる」。そうかもしれないが、強すぎるだろう。しかしアンは気合いが満ちていた。「一生懸命な心に、アイスホッケーの神が舞降りるかもしれない。よし、やるぞ!」

*主人公の無瓢 庵(ムヒョウ アン)。背番号99。23歳。アスリート&中華料理のシェフ見習い。実際の女子アイスホッケー代表チーム「スマイルジャパン」に架空のアスリート、アンが参加して物語は進みます。

37.トコちゃんは胸の前で手を組んだ。「何か素敵なことが起こっている!」

 3日間のインターバルを経てメンバーは品川に再集合した。いよいよアメリカ行き直前の合宿だ。
 品川は私のチーム、西部ピンクラビッツのホームリンクだ。私専用のロッカーがあって、扉の内側には国内外、いろいろなメンバーと撮った写真を貼ってある。リンクがなくなったら思い出が貼り付いたロッカーもなくなるのか……寂しい気持ちを抱きしめながらリンクサイドを歩いた。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
小説「スマイル」。女子アスリート冒険物語

松宮宏

「スマイルジャパン」に架空の選手「アン」を加えて進む小説。アメリカでアイスホッケーに出会った「アン」はジュニアを経て全米大学選手権で活躍する。日本代表はアンを帰国させるがソチは全敗、アンが所属する事になった社会人チームもリンク閉鎖の危...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません