心の持ち方次第で人は若者にもなれば老人にもなる
プラスのことを考えていると、やる気・活気・覇気がみなぎり、心身にも好影響を与えてくれる。
西洋に次のような逸話(いつわ)があります。
あるところに一人の画家がいました。画家は「青年」というテーマで絵を描こうと考え、一人の暗い青年に絵のモデルになってもらうことにしました。
それから二〇年後、今度は「初老の人」というテーマで絵を描こうと考え、一人の初老の男性に絵のモデルになってもらうことにしました。
初老の男性は画家のアトリエに入った途端、「青年」の絵の前に立ちつくし、なつかしそうに、その絵を眺めていました。
それもそのはずです。なんと、初老の男性は、画家が二〇年前に描いた「青年」のモデルと同一人物だったのです。
それにしても青年はわずか二〇年の間でなぜ初老の人となってしまったのでしょう。
それは心の持ち方が大きく関係していました。青年はいつも悩みつづけていたため、心がマイナスの状態になっていたのです。
人間はいつもマイナスのことを考えていると、やる気・活気・覇気がなくなり、心身にも悪影響をきたすようになります。
そのため、若者であっても、どんどん老化が進んでしまいます。
逆に、いつもプラスのことを考えていると、やる気・活気・覇気がみなぎり、心身にも好影響を与えてくれます。
心と身体にいいホルモンがどんどん分泌されるようになり、心身ともに活性化するようになります。したがって、いつまでも若々しくいられます。
結論的にいえば、考えるクセをプラスに変えることが、若々しく生きる大きな秘訣となるのです。
現象を違った側面からのぞいてみる
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