2016年11月2日
一文、一歳の誕生日。
ここまで長かったなあ。生まれたばかりの頃は作家の想像力をもってしても、一年後を思い浮かべることができなかった。感慨ひとしお。
記子の実家からお祝いに紅白の餅が送られてきた。一個で八百グラムもある。福山市の習わしらしく、これを担いで歩かせると、「一生食べ物に苦労しない」という。
御丁寧に餅を入れるリックまで付いている。無理矢理背負わせて歩かせようとするが、いかんせん重くて転ぶ転ぶ。ギャン泣き。
これって虐待じゃないのかと思いつつ、動画を撮って義母に送る。
2016年11月4日
毎月頭に保育園から配布されるたよりには、その月に誕生日を迎える子の名前が載るが、一文の名前がなかった。
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