桃山商事の恋バカ日誌

裸で洗濯物を取りこむ私を、彼氏は知らない

「失恋ホスト」として数々の恋愛相談を受けてきた恋バナ収集ユニット「桃山商事」のお二人が、新感覚の恋バナ談義を繰り広げます。今回のテーマは「彼氏の知らない私」。女性たちが隠し持っている「彼氏や夫に見せていない一面」とは?

風呂上がりに猛ダッシュで眉毛を描く男子!?

【登場人物】

清田隆之
桃山商事・代表。
1980年生まれのフリーランスのライター

森田雄飛
桃山商事・専務。
同じく1980年生まれの会社員

清田 恋バカ日誌の第3回目は「彼氏の知らない私」というテーマでお送りします。何だそれって思われるかもしれないけど……簡単に言うと、女性たちが隠し持っている「彼氏や夫に見せていない一面」のことで。

森田 「見せていない」理由は、「見せたくない」とか「ホントは見せたいけど見せられない」とか、「なんとなく見せそびれてた」とか、いろいろあるよね。それは誰にでもあることのはずなんだけど、恋愛をしていると、相手の中に「まだ知らない顔がある」ってことを想像できなくなりがちだと思う。

清田 特に我々男は、未知のものや見たくないものから目を背ける傾向が強いような気がしますね。

森田 しかも、「知らないってことさえ気づかない」みたいなことがたくさんあるのではないか……。そんな見立てのもと、周囲の女子たちを中心に取材してきました。ちなみに俺は自分の妻に「夫の知らない私」を教えてくれと聞いたら、そんなの言えるわけないでしょと一蹴されましたよ。

清田 そりゃそうだ(笑)。では、早速エピソードを紹介していきましょう。最初は「裸で洗濯物を取り込む私を、彼氏は知らない」という女性のお話です。彼女は家にいるときはだいたい裸で、夕方に洗濯物を取り込むときには、カーテンにくるっと巻きついて、手だけベランダに出して取り込んでいるらしい。こんな私を彼氏は知らないだろうなあと言っていた。

森田 これは一人暮らしの女性にとって“あるあるネタ”なのか、ニコ生の放送で紹介した時には意外にも共感のコメントが多かったよね。

清田 「夏は下着姿で料理してます」という女の人もいたね。

森田 実家が“裸族”の人は、一人暮らしをしても裸族になることが多いんじゃないかな。裸って言ってもレベルはあると思うけど。

清田 実は自分もそれに近くて……夏の風呂上がりとか、つい裸でうろうろしちゃうのよ。専務とルームシェアしてたときはそんなことなかったと思うけど、結婚してからその傾向が強まってきた気がする。同居人によって裸族度って変わるのかもね。

森田 自分の家では裸族だけど、彼氏の家では絶対に裸では歩かないというコメントをくれた女性もいたよね。「恋愛する私」と「自分の部屋にいる私」が違っているのは当たり前だけど、渦中にいる相手は、この当たり前を想像するのが難しい。

清田 「恋愛する私」って、ある種ブランディングされた「私」だもんね。これはニコ生を一緒にやってるワッコさん(桃山商事・派遣社員)に聞いた話なんだけど、友達の彼氏に、お風呂に入った後にいつも猛ダッシュで眉毛を描く男子がいるらしい。

森田 眉毛を描くって、完全にお化粧だよね。ジェネレーションギャップを感じてしまいます……。

清田 放送の時は、この話に対して否定的な反応が多かったよね。男が化粧すんのか、みたいな。

森田 ただ、好きな相手によく見られたいっていう感情はごく自然なものだよね。そのための手段が、男性の中でも多様化してきているとも解釈できる。個人的に化粧をする感覚はわからないけど、筋トレをしてマッチョを目指すセルフブランディングよりもよっぽど好ましく感じる。

清田 ちなみにワッコさんの仲間内では、その彼、「歌舞伎」って呼ばれてるらしいよ。

森田 うまいこと言いやがって(笑)。


「歌舞伎」のエピソードはニコ生でも紹介しました
(左の女性はもう一人のメンバーである派遣社員のワッコさん)

「優位に立ちたくない」は女子特有の感覚?

清田 あとおもしろかったのは、「お笑いを厳しく批評している私を、彼氏は知らない」というエピソード。

森田 タイトルだけで興味深い。

清田 これは友達の女子に聞いた話で、一人でお笑いを見てるときや、お笑い好きの友達と語っているときには、かなりの批評眼を芸人に向けるみたいなのよ。例えば「この二人はボケとツッコミの役割を変えてから良くなった」とか、「去年のM-1より漫才のテンポを上げてきたな」とか。

森田 お笑い好きの女性って言うと、「ミーハー」とか「追っかけ」といった紋切り型のイメージがあると思うけど、実際には彼女みたいな人もたくさんいるよね。

清田 でも、彼氏には絶対にその一面を見せないんだって。彼もそれなりにお笑いは好きらしいんだけど、お笑い論を戦わせてもたぶん自分が勝っちゃうし、あと、女がお笑いを批評するっていう感じが男性的にも世間的にも許容されないだろうということで隠しているみたい。

森田 もしかしたら、彼氏が浅いこと言うのを聞きたくないっていうのもあるのかもね。「まだそこ?」みたいな。

清田 「お笑い論を戦わせたら面倒くさい空気になることは目に見えてる」とも言ってた。「自分が優位に立ちたくない」って感覚はちょっと興味深いよね。男にはあまりないもののような気がする。逆に恋人に向かって得意げにお笑い批評を語る男の人はたくさんいそうだけど……。

森田 彼氏とお笑いの話をしても、自分が思うようには盛り上がらないっていう側面もありそう。さっきも出てきたワッコは、恋愛相手には自分の好きなことが話せないと言っていた。理由は「バズらないから」らしい。

清田 「ビューがのびないから意味がない」とか、よくわかんないことも言ってたね(笑)。人によって話題を選ぶのはよくあることだと思うけど、自分が一番興味のあるジャンルの話を夫や彼氏と共有できないのは、わりと息苦しいかもしれない。

自慰行為をしている私を、彼氏は知らない
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桃山商事の恋バカ日誌

森田雄飛(桃山商事) /清田隆之(桃山商事) /ワッコ(桃山商事)

2001年の結成以来、「失恋ホスト」として1000人以上の男女から恋のお悩みやエピソードを聞き続けてきた恋バナ収集ユニット「桃山商事」がお届けする、新感覚の恋バナ談義。普段ほとんど語れることのない恋愛の様々なテーマを毎回ひとつ取り上げ...もっと読む

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