TOEIC達人の勉強法が難しい理由
TOEICを受験するにあたって、勉強法を研究したことがあります。そして「TOEIC900点攻略プログラム」なるものを前にして、途方にくれたました。
単語集、文法、長文読解、リスニング・・・。各分野1冊だけならまだしも、参考書と問題集に分かれていたり、スコア別に何冊もこなさなければならなかったり・・・。
「うへぇー。こんなにたくさんの本をこなさなきゃならないのか。やっぱりTOEICは難しな。900点超えるにはいったい何年かかるんだろう」
そんなふうに思ったことを覚えています。
しかし、本当にこんなにたくさんの本をこなさなければならないのでしょうか? TOEICで900点取るのってそんなに大変なことなんでしょうか?
そんなことはありません。私は900点を取った今でも、TOEICの達人たちが推奨するこれらの殺人的なプログラムをこなせる自信はないです。というよりそんな大変な勉強やりたくありません。
そもそも、TOEICの本を書いている人って英語がものすごくできる人たちなんですよね。一流大学を卒業してたり、帰国子女だったり。そういう人たちからすれば、
「これくらいの分量なら軽くこなせるでしょ」
というカリキュラムでも、普通の人にとってはものすごく負担の重いものだったりします。
また英語の勉強がものすごく好きで、何年間も毎回欠かさずTOEICを受験したりしているような人の勉強法も鵜呑みにするのは危険です。そういう人たちはこれまでに膨大な量の書物を勉強してきているでしょうから、彼らのお勧めする参考書もついつい多めになりがちです。普通の人がそんなに大量の教材をマスターしようと思ったら、いったいどれだけの時間がかかるかわかったもんじゃありません。