TOEIC900点なんて簡単だ! 一点集中の最速勉強法

帰国子女でも、英語専門家でもない、留学経験もない、二流大出身、そのうえ40歳オーバーでニート状態だったという春名久史さんが、いきなりTOEIC L&Rテストで930点をとって、人生を劇的に変えた効果絶大な勉強法を大公開! TOEICテストは難しくないし、むしろコスパのいいテストだといいます。その理由とは? 春名久史さんの「ずるい」勉強をまとめた書籍の新装版発売記念として、cakesで特別連載がスタート!

TOEICはとても特殊な試験

「TOEICなんて簡単だよ。900点くらいなら数週間も勉強すれば取れる」

もしも私がそんなことを言おうものなら、きっとものすごいバッシングに会うんでしょうね。
「自慢乙」
とか
「帰国子女はいいねえ」
などの反応が返ってきそうです。

確かに、「TOEICスコア900オーバー」というのは一つのステイタスになってしまっているので、よほど英語ができる人じゃないと到達できないと思われがちです。私も受験する前はそう思っていました。900点取る人なんて雲の上の存在。自分がそのレベルに到達するにはいったい何年かかることやら・・・。そんなふうに思っていたものです。

なので初めて受けたTOEICの成績が返ってきた時には本当にびっくりしました。

「えっ! 900点超えてる。俺が? うそだろ・・・」

まさか自分が900点以上取れるなんて思ってもいませんでしたから、最初は成績表の見方を間違えているのだと思いました。でも、何度見てもやはり900点超えてます。
「ひょっとしたら事務局のミスで、誰か他の人の成績表が送られてきたんじゃ・・・」
とも思いましたが、それは間違いなく私宛のものでした。

私は帰国子女ではないですし、留学経験だってありません。それどころか、海外に行ったことすらないのです。

一流大学を出た秀才ではないですし、TOEICのために学校に通ったこともありません。今回の受験にあたって私がやったことと言えば、問題集を数冊こなした程度。たったそれだけの勉強で900点超えるなんて思っていませんでしたから、本当にびっくりしたものです。そしてこの結果に当惑もしました。

「これはいったいどういうことなんだろう。900点を超えるには少なくとも数年間の勉強を覚悟していたのに、1回目の受験であっさりクリアしてしまった。とてつもなく難しい試験だと思っていたのに、実はそれほどでもないのか?」

いろいろ考えた結果、ひとつの仮説に行き当たりました。

「TOEICは実は簡単」

にわかには信じられないことですが、お世辞にも英語の実力があるとは言えない私が900点取ってしまったことを考えると、こう結論づけないわけにはいきません。

また、これには別の根拠もあります。TOEICモンスターとかTOEICキングとか呼ばれる人たちの存在です。毎回欠かさずTOEICを受験し、連続して何十回も満点を取り続ける彼らは本当にすごいです。凡人とは頭の構造が違う、特殊な人たちだと思っていました。

確かに彼らはとても頭のよい人たちなのでしょう。

それでもです。

毎回満点っておかしくないですか?

世の中には資格試験や検定試験はたくさんありますけど、そこそこ知名度のある試験で満点取れることってそうそうあるもんじゃないですよね。英検1級で連続満点っていうのも聞いたことありませんし。

それに英語の試験なんて難しくしようと思えばいくらでも難しくできるものだと思うんですよ。出題範囲は無限にあるわけですから、完璧に対策することなんてまず不可能なはずなんです。

出題範囲が限られている中学の定期テストだって、100点取るのはけっこう難しいですよね。連続して何十回も100点取った人なんて私は知りません。

でも、TOEICの世界には連続して満点を取る人なんてゴロゴロいます。これはいったいどういうことなんでしょうか。TOEICは中学の定期テストよりも簡単ってことなんでしょうか。

TOEICほどコスパの高い試験はない

もしもそうだとしたら、これほどおいしい試験はないです。

英語能力を証明するものとして、TOEICには絶大なる信用があります。企業の求人では「TOEICスコア○○点以上」などという条件が課されているのをよく見かけますし、昇進の条件としてTOEICスコアを要求する場合もあるみたいです。900点以上あれば履歴書にだって堂々と書けます。

それだけ威力のあるTOEICが実は簡単だとしたら、受けない手はないですよね。

また、TOEICは非常にコスパの良い試験でもあります。

例えば英検1級と比べてみましょう。英検1級で要求される単語のレベルはとてつもなく高いです。
「なんじゃそりゃ。そんな単語聞いたことないぞ」
というのがゴロゴロ出てきます。それに加えて英作文も出題されますし、2次試験で面接だってあります。これらを攻略するためには、並大抵の努力ではだめだということが容易に想像できます。

しかしTOEICで問われる単語の難易度はそれほどでもありません。英作文も面接もありません。マークシートだけです。英検に比べればはるかに少ない労力でクリアできそうですし、その割には社会的評価がとても高いのです。こんなにお得な試験はありません。

余談ですが、英語試験の最高峰の一つとも言われる国家資格、通訳案内士の試験には免除制度があります。英検1級かTOEICで900点取っていれば、1次試験が免除されるのです。

ということは、英検1級はTOEICスコアに換算すると900点ということになるのでしょうか。

そんなことはありません!

ネット上でもたまに
「英検1級とTOEIC900点どちらが難しいか」
などという話題が上がることがありますが、そんなもの比べるまでもありません。英検の方がはるかに難しいです。

TOEICの問題は手間暇かけて作られていますから、良質の英文に触れることができます。自分の英語力を試すために受験する人もいることでしょう。でも、ほとんどの人は、「会社にスコアの提出を要求された」とか「履歴書に書くため」という目的で受けるのではないでしょうか。

だとしたら朗報があります。TOEICは巷で言われてるよりももっと簡単に攻略できて、驚くほど短期間でスコアを上げることができます。これほどコスパの良い試験は他にはありません。やり方さえ間違えなければ、自分でもびっくりするくらいの高得点が取れてしまいます。そのやり方は後ほど詳しく説明しますので、期待していてください。

TOEIC900の英語力はどの程度か

具体的な勉強法の話に入る前に、まずやっておかなければならないことがあります。それは
「TOEIC900点は難しい」
という間違った思い込みを捨てること。

世間ではTOEIC信仰が根強く、過大評価されているきらいがあります。
「こんなに難しい試験なんだから、やはりものすごく勉強しないと・・・」
と思い込むあまり、無駄な勉強をしないためにも、まずはTOEICで900点とはいったいどれくらいのレベルなのかを知っておく必要があります。世間ではかなり誤解されている点もあるようなので、ここでその誤解を解いておきたいと思います。

誤解その1 「TOEIC900点レベルの人は英語ペラペラ」

そんなわけありません。そもそもTOEICには面接試験はありませんので、スピーキング能力は問われないのです。英文が読めて聞ければ高得点が取れるのですから、話す練習をしなくても対策ができる試験なのです。話す訓練をしなければ、当然、流ちょうに話せるようにはなりません。なので、TOEICで900点を取ったからといって英語がペラペラだとはかぎらないのです。というより、ほとんどの900ホルダーは英語ペラペラとはほど遠い状態にあるのではないでしょうか。

誤解その2 「TOEICで900点取れれば、洋画を字幕なしで楽しめる」

これも大きな誤解です。たとえTOEICのリスニングが満点でも、映画の英語にはまったく歯が立たないでしょう。恥ずかしながら、私はいまだに洋画は日本語字幕で見ています。英語の字幕に切替えてリスニングの練習をしたこともありますが、あまりのスピードの速さについていくことができませんでした。たとえ一時停止ボタンを押して英語字幕をじっくりと読んだとしても、意味がわからないことがあります。TOEICではけっして問われないような単語も映画の中ではよく使われますし、辞書にも載っていないスラングだってたくさんあります。

誤解その3 「TOEICで900点取れれば英語上級者の仲間入り」

そんなことはありません! それどころか、TOEICで900点取ってやっと英語学習のスタートラインに立てたといえるくらいです。

私はTOEICで900点取った後、苦手だった英文法をじっくり学ぼうとしたことがあります。ベストセラーになっている文法書を買ってきて読み始めたのですが、見事に挫折しました。「読みやすくてわかりやすい」と評判の文法書ですら私には歯が立たなかったのです。市販されている単語集をパラパラとめくってみれば、知らない単語なんていくらでもあります。

そんな人間でも900点取れてしまうのです。TOEICは巷で言われているほど難しいものではありません。なので安心してチャレンジしてみてください。具体的な勉強法は次回以降で詳述します。

【新テスト対応新装版】40歳オーバーでニート状態だったぼくが初めてTOEIC L&Rテストを受けていきなり930点取って人生を劇的に変えた、効果絶大な英語勉強法

この連載について

40歳オーバーでニート状態だったぼくがTOEICでいきなり930点取った勉強法

春名久史

帰国子女でも、英語専門家でもない、留学経験もない、二流大出身、そのうえ40歳オーバーでニート状態だったという春名久史さんが、いきなりTOEIC L&Rテストで930点をとって、人生を劇的に変えた効果絶大な勉強法を大公開!

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rinakos 900乗って初めてスタートライン、心から同意。。 9ヶ月前 replyretweetfavorite

bodyhacker 実際どうなんだろう 9ヶ月前 replyretweetfavorite