実体験なきミソジニーに振り回されていませんか?

性的なコンプレックスを抱えこんでいると、「なんでこんな容姿や性格に生まれてしまったのだろう」という、自責思考に囚われてしまいがちだと坂爪さんは言います。それはときに他責思考へと変化することも……。女性差別極まりないつぶやきや書き込みが蔓延している今日ですが、実体の無い誰かや何かを叩くことで精神の安定をはかってはいませんか? 『孤独とセックス』ではモンスター化したコンプレックスに迫ります!

●包茎を「モンスター」にしたのは誰だ?

性的なコンプレックスに囚われている男子は、往々にして「コンプレックスを克服できないのは、自分が悪いからだ」「なんでこんな容姿や性格に生まれてしまったのだろう」といった自責思考に囚われてしまいがちです。

しかし、フィルターバブルの中に閉じこもって自分の見たい情報や画像、動画だけを摂取し続けるという行為の積み重ねが一定の閾値を超えてしまうと、そうした自責思考は、「悪いのは自分じゃない」「自分を受け入れてくれない女性、そして女性を不当に優遇する社会が悪い」という他責思考へと変化します。

孤独の中で性的なコンプレックスをこじらせると、実体験なきミソジニー(女性嫌悪・女性蔑視)の泥沼にはまってしまいます。

ツイッターやウェブニュースのコメント欄、匿名掲示板からまとめサイトまで、ネット上のあらゆる場面に、ミソジニーに囚われた男性たちによる、女性差別極まりないつぶやきや書き込みが蔓延しています。彼らは性経験のある女性を「中古」「肉便器」、専業主婦を「寄生虫」と呼び、日本は女性だけが優遇され、男性が不当に虐げられている「女尊男卑」社会であることを訴えています。

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孤独と性をめぐる11のレッスン

坂爪真吾

高校の三年間、友だちは一人もできなかったし、恋人も作れなかった。恋愛もセックスも何一つできなかった。一発逆転を賭けて東大を目指すも、センター試験は全教科白紙で提出。すべてから逃げ出した坂爪少年は「卒業式が終わったら、自殺しよう」と決意...もっと読む

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コメント

AngelTouchPlus 心が囚われている人に届いて欲しい https://t.co/YlbbCQBiSC 4ヶ月前 replyretweetfavorite

kyohei240k うーん、コミュニケーションの 実践に乏しいから失敗する→実践してこなかったのは自分が悪い、になってしまうんだけどな。 4ヶ月前 replyretweetfavorite

ikb 『孤独は「動機の鍛冶場」です。身を焼くようなコンプレックスの炎の中で錬成された動機は、情報の非対称性という壁を撃ち抜き、「… https://t.co/6s03RiqCD8 4ヶ月前 replyretweetfavorite