昔おばあちゃんから聞いた、『夢工場』という物語

【過去の夢⑤】
家に着いて、眠りに落ちた私は、またおばあちゃんの夢を見た。その夢は今までにない鮮明なものだった。目覚めた時に涙を流していた理由とは……
<WEAVERの河邊徹がドラムスティックからペンに持ち替えて描いた作家デビュー作!>

イラスト:堀越ジェシーありさ



「こっちから連絡取ってみればいいじゃない。いい人だったんでしょ?」

「うーん。そんな感じでもないんですよね」

 仕事が暇な時の雑談で、麻美は雅子にはプライベートのことも、割と包み隠さず話している。初めて彼とご飯に行く前に、今度男の人とご飯に行きます、と雅子に話したのだ。
 それからというもの、雅子は事あるごとにこの話題を挿し込んでくる。こうしたやり取りも何回目だろうか。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
夢工場ラムレス

河邉徹

WEAVERのドラマー・河邊徹の作家デビュー作。バンドで作詞を担当してきた河邊の 〝言葉の世界〟をドラムスティックからペンに持ち替え、描いた「夢」をテーマにした長編作。 ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません