南波父は“うどん”と認めない“皿うどん”
26巻・#250 に登場。
ムッタの打ち上げを見送り、両親が小町さんに連れられて行ったヒューストンの穴場のレストラン『チャンポン★チャンピオン』で南波父が頼んだメニュー。「うどんある?」「皿うどんなら…」ということで出てきたパリパリ麺の海鮮皿うどんだが、父は「これを“うどん”と思ったことは一度もないけどな」とのこと。
人類“初”の一手。
機体が打ちあがり、ものすごい“G”に圧迫される。ジェットコースターで胃が「ヒュウッ」となる6倍くらい強烈なヤツがきた後、全身の血が一気に頭に上り、音が消え、耳と鼻がツーンと詰まった感覚。
43kgの与圧服が勝手に持ち上がり“あの頃”のヒビトとムッタが宙に浮かぶ―。
小さな窓から見える地球と地球の大気、そして真っ暗な闇と遠くに光る星々。 浮き上がる小物たち。初めての宇宙、初めての無重力…体が浮く感覚や地球、ISSとのランデブーに興奮するクルーたち。
『シャロン天文台を建設する』
ISS行きを断り技術部署に飛ばされて遠ざかった宇宙、一度は取り消されたアサイン。それらを持ち前の前向きさと発想で乗り越え、ムッタは遂に月に降り立つ。
CES66クルーたちにとって初体験の月。体の軽さに心も躍る。
最高齢で月を踏みしめたエディは目頭を熱くする。相変わらずポエミーなカルロの挨拶は、ビンスに遮られた。息子クリスに喜びを伝え、笑顔のベティ。フィリップは厳かに感動の言葉を述べる。言葉がみつからないアンディ。 何を言うか書いたメモを忘れてしまったムッタだったが、シャロンから届いたメールを目にし喜びと興奮で一歩を踏み出した。
——しかし、そこは我らが愛すべきムッタである。 足をひっかけてバランスを崩してしまい、あわや顔面から着地——しようとしたところで、着「手」した。
管制たちは無言、フィリップの残念そうな声。アンディはすかさず撮影する。
ムッタの記念すべき最初の一歩は、人類初の“最初の一手”になってしまったのだった…。
気を取り直して月を歩く。
なんだか……弟に会えた気分です
月でぴょんぴょん飛び跳ねた“彼”の気配が、すぐそこにあるようだった。
材料(2人分目安)
市販のあん付皿うどん(かた焼きそばでもOK)1袋(2人前)
今回は「あん」付のものを購入、あんを溶かすようの水200ccが必要でした。購入された各メーカーの「あん」の作り方をご確認いただき、必要分量の水をご用意ください。
★具材 豚バラ肉80g程度 / 冷凍シーフードミックス160g程度 / 白菜2枚程度 / 玉ねぎ1/2個 /もやしひとつかみ / さやえんどう6~8個 / サラダ油大さじ2
この他かまぼこやさつま揚げなどの練り物、しいたけ・人参などお好みの具材を入れて楽しんでください★
作り方
1 豚肉・白菜は一口大に、玉ねぎはくし形に切っておきます。さやえんどうはスジを取り除いて熱湯で30秒ほどさっと茹で、ざるにあけておきましょう。
2 お皿に皿うどんを出し、少し全体を潰しておきます。
3 熱したフライパンにサラダ油大さじ2を加え、中火~強火で豚肉、玉ねぎを炒め色が変わり始めたらさやえんどう以外の残りの具材を入れて全体がしんなりするまで炒めます。
4 ここからあんを加えます。
※購入したメーカーにより手順・分量が異なりますのでご確認ください。一旦火を止め、あんを加える前に水200ccを加えます。付属のあんを加え、とろみが出るまで焦がさないように中火で混ぜ合わせます。
5 混ざったら皿うどんにあんをかけ、さやえんどうをちらして完成!パリパリなうちにどうぞ!
男なら——親父より楽しめ
父と母は、息子の打ち上げをどれほどの想いで見つめ見送ったのだろうか━━。
ヒビトに続き、月へと打ち上がったムッタ。打ち上げの轟音が響く。
目頭を赤くしながら涙を流す母。行ってこい!と叫ぶ父。
ロケットロードを眺めながら、母は父の腕を強く握りしめる。
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