日本のオンライン教育に問われているものは何か

東京ビッグサイトで開かれた「第4回教育ITソリューションExpo(EDIX)」。今年こそ「教育のIT化」元年となるだろうと目される2013年、その渦中として盛り上がった同イベントでしたが、イベントを見て回った川上さんは「何か違う」という違和感を拭いきれずにいました。果たして、EDIXの問題点はどこにあったのかを分析しながら、日本の教育が向かうべき方向性を提示します。

先週は、東京ビッグサイトで開かれた「第4回教育ITソリューションExpo(EDIX)」という展示会に行ってきました。EDIXのことは、今年1月のコラム「ITが教育を変えたら、何が起きるのか」でもご紹介しましたが、日本で行われる教育とICT(情報通信技術)関連の展示会としては最大級のものです。
以前にも申し上げたように、今年は明らかに、日本における「教育のIT化」の元年となる年です。したがってその渦の中心にあるEDIXも、並々ならぬ盛り上がりようでした。

しかし、NECや富士通、ソニー、パナソニックなどの電機大手から情報システム企業、そして海外勢を含めてオンライン教育に携わるたくさんの企業がブースを並べ、なぜか際どいデザインの制服を着た女性コンパニオンが立っているブースすらあります。(教育関連の展示会で、モーターショーのようなコンパニオンを見るとは、予想すらしませんでした!)

熱気に溢れるEDIXの会場を見て回りながらも、しかし私は「これは何か違う」という違和感をぬぐいきれませんでした。

設備ではなく、ネット環境と関係者のリテラシーに投資せよ

その違和感の正体を考えてみると、大きく2つあることに気づきました。

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川上慎市郎

グロービス・マネジメント・スクールでマーケティングを教える川上慎市郎さんが、若手ビジネスパーソン向けに、マーケティング、メディア、そして教育について、深くやさしく解説をします。かつて有名ブログ「R30::マーケティング社会時評」を運営...もっと読む

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コメント

gateballism 二つの課題。後者はなかなか変わらんなぁ。ゆとり教育が本来目指したものも、これが原因で残念な結果だし。/【第17回】 5年以上前 replyretweetfavorite

hirofus 【第17回】 5年以上前 replyretweetfavorite

R30 FLENS、ホントよくできてますよねー 5年以上前 replyretweetfavorite

sadaaki 教育のIT化の問題点と未来について。最後のFLENSの話がすごくいいです。【第17回】 5年以上前 replyretweetfavorite