先週は、東京ビッグサイトで開かれた「第4回教育ITソリューションExpo(EDIX)」という展示会に行ってきました。EDIXのことは、今年1月のコラム「ITが教育を変えたら、何が起きるのか」でもご紹介しましたが、日本で行われる教育とICT(情報通信技術)関連の展示会としては最大級のものです。
以前にも申し上げたように、今年は明らかに、日本における「教育のIT化」の元年となる年です。したがってその渦の中心にあるEDIXも、並々ならぬ盛り上がりようでした。
しかし、NECや富士通、ソニー、パナソニックなどの電機大手から情報システム企業、そして海外勢を含めてオンライン教育に携わるたくさんの企業がブースを並べ、なぜか際どいデザインの制服を着た女性コンパニオンが立っているブースすらあります。(教育関連の展示会で、モーターショーのようなコンパニオンを見るとは、予想すらしませんでした!)
熱気に溢れるEDIXの会場を見て回りながらも、しかし私は「これは何か違う」という違和感をぬぐいきれませんでした。
設備ではなく、ネット環境と関係者のリテラシーに投資せよ
その違和感の正体を考えてみると、大きく2つあることに気づきました。
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