貯金がムリなくできるようになったらそのあとは?
「貯金生活が身についたおかげで年収の半分が貯まりました。このまま○○円まで貯金を続けます」
おかげさまで、拙著 「年収200万円からの貯金生活宣言」を読んで、横山式貯金プログラムを実践くださった皆さんたちからうれしいお声を続々といただいています。
実は、ここから道が2つに分かれます。
A「消費・浪費・投資」を実践し、ひたすら貯金に励む
B「消費・浪費・投資」を実践し、貯金に励みながらも「増やす」に踏み込んでみる
「貯金生活を意識して、日々の生活で節約ややりくりをし、きちんと貯金を作り上げている」——ここまでは同じです。
ですが、そのあと選ぶ道次第で保有する金額に大きく差がついてきます。
図版:ムーブ
具体的な例をあげましょう。
山田なつみさんと坂本優子さん。ともに、30代半ばのパート主婦の方です。
家計を上手にやりくりして毎月同じ金額(2万円ずつ)を貯金しています。
山田さんは、毎月の貯金額(2万円)をコツコツと積み重ねています。
1年たてば、「月2万円×12か月=24万円」になりますね。同じく、5年続ければ120万円、10年で240万円です。
当然ながら、貯めた金額以上でも以下でもありません。
もしもっとたくさん貯金がほしい、ということであれば、毎月の貯金額を増やすほかありません。
必然的に、毎日の生活が節約中心の考え方、つまり「どこかもっと減らせるところはないか」とストイックになってきます。
一方、坂本さんも毎月の積み重ね(2万円ずつ)がベースで、山田さんと同じです。
ですが、実は、この2万円を投資に回していたのです。
投資は初めてなので、運用利回りが低い(3パーセント)代わりにリスクが低いインデックスファンド(後で説明しますね)に絞りました。
利回りが低いため、1年や2年といった短期では「おお、こんなに増えた!」というような成果は上がりません。
ですが、2万円ずつ貯金・投資しつづけて5年がたつと、どうでしょう?
この連載について
年収200万円からの<貯金>生活&<投資>生活宣言!
家計が毎月赤字でも収入が少なくても、お金は必ず貯められます!NHKあさイチでも紹介されて話題沸騰の家計再生コンサルタント横山光昭さんの新連載。90日貯金プログラムや「ショー(消費)・ロー(浪費)・トー(投資)」による使い方など一生モノ...もっと読む