松井博
アメリカン社畜編【3/3】そしてみんな「ノマド」になる【第5回】
前回2回にわたって解説してきたアメリカン社畜の製造方法。今回はアメリカン社畜の生活ぶりについてお伝えします。
本当のところはどうなのか?
前回と前々回で、At Will Employmentなどといった米国企業における雇用の在り方やストックオプションなどのインセンティブの与えかたを説明しました。今日はちょっと方向を変えて、アメリカン社畜ライフの影の部分についてお話したいと思います。
労働時間に制限がない
前回説明した通り、多くの専門職は年俸制であり、実質的に労働時間に制約がありません。またITの発達により、自宅でも喫茶店からでも仕事ができる世の中になりましたから、帰宅時間が仕事が終る時間を意味しません。そのため途方もなく労働時間が伸びていきます。実際どのくらい伸びていくのか、私の経験を元に綴ってみましょう。
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この連載について
松井博
現在、IT革命によって世の中の仕組みが急速に変わりつつあります。産業、政治、就労、コミュニケーション…… 影響を受けない分野はありません。未来はどうなっていくのか、こうした時代が私たちにどんな選択を迫ってくるのか、元アップル管理職の松...もっと読む
著者プロフィール
作家・経営者。2009年まで米国アップル本社勤務。著書に『僕がアップルで学んだこと』、『企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 』、『10年後の仕事のカタチ10のヒント シリコンバレーと、アジア新興国から考える、僕達の仕事のゆくえ』などがある。現在はクパティーノで保育園事業も手がける。
Twitter: @Matsuhiro
ブログ: まつひろのガレージライフ
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