人と知り合う機会はひんぱん
タイで暮らしていると、日本よりもずっと「出会い」が多いように思う。やはり異国にいるわけで、どれだけ日本人社会が広がりを見せても、寂しさや心細さを感じるもの。
だから同じ根を持つ同士で団結しようという思いになるのか、日本人同士で例えば異業種の集まりがあったり、友達が別の友達を飲みに連れてきたり、あるいは合コンやパーティーを開いたり……そんな機会は日常的だ。日本ではあまり社交的でなかった人も、声をかけられる頻度はかなり増えるのではないだろうか。
そんな集まりには、タイ人や欧米人も混じってくることはよくある。タイは日本よりずっと国際的だと感じるだろう。
こうして広がっていく人間関係の中で、仕事が見つかったり、恋人ができたりするのだ。
趣味を通じて仲間ができる
趣味のサークルなどもたくさんある。野球やソフトボール、サッカー、合気道などなどスポーツ。ビーチリゾート・パタヤでのマラソンに参加するグループ、タイ北部の山岳地帯でのトレッキングをしているグループ、あるいはそんな山々に住む少数民族の姿を撮り歩いているカメラ愛好家のグループ、スキューバ……数え切れないほどだ。
バンコク郊外の農園で野菜づくりをしていたり、タイにもまだまだたくさんあるスラムでのボランティア活動、タイ料理教室などなど、コミュニティは無数だ。親子で参加できるものも多い。
これらは日本人の出入りするスーパーマーケットなどの掲示板に募集の告知が貼られていたり、口コミで誘われたりもする。日本語フリーペーパーにもよく参加者を募る広告がある。もちろんSNSなどネットを通じて知る人もたくさんいる。
また、趣味関連のサークルだけでなく、県人会、出身大学の集まりなどもよく催されている。
サークル募集の貼り紙。仲間たちを見つけることも、ひとりで過ごすこともタイでは自由
日本人会には入会必須?
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