なぜか、他の人と違う。魅力的に見えるのはなぜなんだろう?
そんなとき、大きな要素の一つとなるのが”清潔感”。”清潔感”のある女性って、とても素敵に思えるのです。
私が提案する「スマイルメイク」でも、そんな清潔感とやさしさを演出するパーツとして、リップメイクを提案しています。ふっくらとして、口角がキュッと上がる唇は、幸せそうな笑顔を連想させます。リップメイクに必要なのは、形と質感、色選びも重要です。また、盲点となるのが、リップメイクは顔と洋服をつなげるための調整役でもあるということ。
私は、撮影などで色選びをするときに、まず洋服の色をチェックします。例えばベージュの服ならば、リップもベージュやオレンジ、コーラルピンクなど、どこかに黄みのある色を。黒や白などのモノトーン、ネイビー、グレーの服には、青みのあるピンクや、トレンドのラズベリーレッドを選びます。チークも同様に、リップを基準に合わせて。そうすると、トータルで統一感が生まれて、全体のバランスがこなれて見えます。お手持ちのコスメを、イエロー系、ブルー系に分けてセットにしておくと、朝、メイクがしやすくなりますよ。また、服選びにまよったら、先にその日の気分で手に取った色でメイクを仕上げて、後からそれに合わせて服のコーディネートを考えるということもおすすめです。
では、実際のリップメイクについてお教えしましょう。「え、リップって普通に塗るだけじゃダメなの?」という意見もあるかと思います。でも、このひと手間で、見た目の印象が変わってくるはず。
まず、最初に、唇のまわりをファンデーションかコンシーラーでカバーしておきます。唇のまわりに出てくるエイジングサインや、くすみをカバーすることで、清潔感がアップします。唇をあらかじめ補正する、このひと手間で仕上がりが違ってきますよ!