Q.何の本でしょう?→ トルストイが描いた道ならぬ恋と女の生き様

読みたい1冊はすぐ見つかるけど、その次の1冊が見つからないって「本好きあるある」の1つですよね。というわけで本日は、『氷点』、『約束された場所で』、『存在の耐えられない軽さ』の3つの「次の本」をご紹介します。【Kindle版発売中】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦!

『氷点』三浦綾子
の次に読みたい3つの本

『沈黙』遠藤周作
(新潮社)

何はともあれ三浦綾子を読んだら遠藤周作を読まねばなるまい、と私は思い込んでいる。ふたりとも日本にいながらキリスト教徒であり、キリスト教思想をテーマにした小説を書いている。遠藤周作の最高傑作はやっぱりこちら。最近映画にもなった。考えさせられる小説を読みたいときに。

『海市 (P+D BOOKS)』 福永武彦
(小学館)

結婚している画家が親友の妻に溺れていく様を描いた昭和の恋愛小説。「愛とは何か」なんて否が応でも考えさせられてしまう名作。テーマと登場人物の距離感がかちっと緻密で、福永武彦の構成の仕方って三浦綾子のに似てるな〜、といつも思う。

『新約聖書を知っていますか』 阿刀田高
(新潮社)

キリスト教、わっからーん! と叫びたいあなたのための、聖書入門。新約聖書をおもしろく紹介してくれるエッセイ。聖書のエピソードをちょっと知っておくだけで絵画や映画や小説がぐっとわかりやすくなる。あわせて『旧約聖書を知っていますか』もおすすめ。


『約束された場所で』村上春樹
の次に読みたい3つの本
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三宅香帆

『人生を狂わす名著50』(ライツ社刊)著者、三宅香帆による文学レポート。  ふと「いまの文学の流行りをレポート」みたいな内容を書いてみようかなと思い立ちました! なんとなく、音楽や映画だと「ナタリー」みたいな流行をまとめる記事っ...もっと読む

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