全てを失い国を逃れて来た「シリア難民」の部屋

「シリア難民キャンプの部屋」(レバノン)と「無職の女性4人で暮らす部屋」(南アフリカ)。ある若きフランス人写真家が6年かけて世界を旅し、55ヵ国1,200人のベッドルームを撮影。世界の「違い」を「同じアングル」であぶりだした壮大なドキュメンタリー作品がついに日本上陸。
都築響一も絶賛! 3月16日発売 『My Room 天井から覗く世界のリアル』より特別連載。

Lebanon/レバノン

レバノン:人口の4分の1 以上の難民を受け入れた国
人口:600万人 平均月収:11 万4千円 公用語:アラビア語

シリア難民キャンプの部屋

「ある夜、国境を不法に越えました。」
Yasser / 20歳 亡命者

2011 年のシリア騒乱以降、500万人以上のシリア人が亡命した。この膨大な人数の出国は、深刻な人道的危機を引き起こしている。私は国境からわずか数キロメートルのレバノン領土に違法滞在する若い難民たちに出会えた。

Yasserたちには「待つ」以外に選択肢はない。あなたがこの本を読む頃、彼らはまだその場しのぎのキャンプにいるかもしれない。難民キャンプには百いくつかの家族が暮らしている。各家族がそれぞれの歴史を持っているなか、彼らを結びつける唯一のものは「国を逃れてきたこと」だった。この笑顔の裏には悲劇があった。

「戦争のせいですべてを失いました。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
My Room 天井から覗く世界のリアル

ジョン・サックレー

天井から、部屋を覗くと、世界が見えた。ある若きフランス人が6年かけて世界を旅し、55ヵ国1,200人のベッドルームを天井から撮影。格差、矛盾、夢、歴史…、世界の「違い」を「同じアングル」であぶりだしたドキュメンタリー作品。ナショナルジ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

suerene1 民主主義は独裁主義よりも優れていると信じていました。しかし、今はそんなことよりも国が平和でいることの方が大切です。 https://t.co/r2oSn65tJX 2年以上前 replyretweetfavorite

marekingu #スマートニュース 2年以上前 replyretweetfavorite