愉快な人生とは? アスリートにとって、ビジネスマンにとって

【小説の展開】品川リンク閉鎖を阻止するビジネスプランはあるか、財閥企業のミツホシ本社で秘密会議が開かれる。会社非公認の会議だがイワサキ会長も出席。伊織は集まった情報の中にヒントを見つける。奇策であった。しかし奇策は愉快だ。愉快だこそ奇策である。ミツホシは出資を決断するか? アスリート女子たちを救えるか?


*主人公の無瓢 庵(ムヒョウ アン)。背番号99。23歳。アスリート&中華料理のシェフ見習い。実際の女子アイスホッケー代表チーム「スマイルジャパン」に架空のアスリート、アンが参加して物語は進みます。

20.フリーメイソンは社交クラブだよ。世界を牛耳っているなんて都市伝説だ

 重森はミツホシ銀行本店調査部門の長である。
 所属は銀行だが、調査部の部屋がグループ本社ビルの一角にもある。役員室のひとつ下、20階に個室があるのだ。そしてその部屋は、社内フロア図に出ていない。
 株式トレーダーのような部屋である。重森が座るパソコンのデスクには液晶モニタが六つも並ぶ。窓はない。
 そんな部屋に川原木もいる。空気が重い。
「さて、本日はいかなる御用向きで?」
 重森が言った。

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小説「スマイル」。女子アスリート冒険物語

松宮宏

「スマイルジャパン」に架空の選手「アン」を加えて進む小説。アメリカでアイスホッケーに出会った「アン」はジュニアを経て全米大学選手権で活躍する。日本代表はアンを帰国させるがソチは全敗、アンが所属する事になった社会人チームもリンク閉鎖の危...もっと読む

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