Q.何の本でしょう?→「アウトサイダー」が集まって生活した小説

読みたい1冊はすぐ見つかるけど、その次の1冊が見つからないって「本好きあるある」の1つですよね。というわけで本日は、『堕落論』、『アウトサイダー』、『ものぐさ精神分析』の3つの「次の本」をご紹介します。【Kindle版発売中】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦!

『堕落論』坂口安吾
の次に読みたい3つの本

『不道徳教育講座』三島由紀夫
(KADOKAWA)

カッコいい不良少年育成本その2(もちろんその1は『堕落論』)。といいつつ不良にも不道徳にもなりきらない、品のあるユーモア溢れる文章が魅力的。

『書を捨てよ、町へ出よう』寺山修司
(KADOKAWA)

カッコいい不良少年育成本その3。題名だけですでに何かに勝っている、詩人・寺山修司の有名なエッセイ。しかしいつ見てもこの題名は秀逸だな。

『底辺女子高生』豊島ミホ
(幻冬舎)

と言いつつ、不良少年育成本たちを読んでもカッコいい不良になんかなれねぇ! ―そんな悩める少年少女におすすめの一冊。小説家・豊島ミホが自らの「底辺」な青春の日々を綴った自虐的エッセイ。不登校になった瞬間とか、家出失敗とか、ゲームしまくってた夏休みとか、書かれてあるのは田舎の女子高生のすこしばかり切ない日々なのだけど、豊島ミホの語り口がおもしろくてなんだかとっても好ましく読めてしまう。大人になってから読んでもいいんだけど、中高生のときに読むと妙に切実に染み込む、魅力的なエッセイ。


『アウトサイダー』コリン・ウィルソン
の次に読みたい3つの本
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