Q.何の本でしょう?→中島梓がもう1つの名で書き残した超・名作

読みたい1冊はすぐ見つかるけど、その次の1冊が見つからないって「本好きあるある」の1つですよね。というわけで本日は、『コミュニケーション不全症候群』、『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』、『燃えよ剣』の3つの「次の本」をご紹介します。【Kindle版発売中】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦!

『コミュニケーション不全症候群』中島梓
の次に読みたい3つの本

『豹頭の仮面―グイン・サーガ(1)』栗本薫
(早川書房)

中島梓と栗本薫は同一人物の別名義なのだけれど、『コミュニ〜』を読んだあとに栗本薫の本を読み返すと、作者の思想がわかってより楽しめるようになる。中でも『グイン・サーガ』シリーズは最高傑作で、これから先もずっと読まれてほしいファンタジー小説。ものすごく長い(まさかの未完で終わってしまった……)のだけれど、がんがん続きが気になってしまう。私は読むといつも「とりあえず次の巻読むまで死ねないっ」と叫んでいた。

『少女民俗学―世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」』大塚英志
(光文社)

「少女」たちはなぜ「少女」であり続けようとするのか? こちらは「80年代」に刊行された少女論。80年代カルチャーを覗けるしおもしろい考察もあるし、わりといい本。しかし誰かもっと現代の少女論を書いてくれよ。

『なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学』磯野真穂
(春秋社)

『コミュニケーション不全症候群』で語られた「ダイエット」の行く末を見る一冊。「ふつうに食べられないこと」について、医療ではなく「文化人類学」的にアプローチした本。インタビューが丁寧!


『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』竹端寛
の次に読みたい3つの本
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わたしの咀嚼した本、味見して。

三宅香帆

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m3_myk ▶︎cakes連載更新です。 https://t.co/XmkHhwbfOx 『コミュニケーション不全症候群』(中島梓) 『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』(竹端寛) 『燃えよ剣』(司馬遼太郎) の次に読みたい3冊ずつ… https://t.co/9mJ4pke9ZG 10ヶ月前 replyretweetfavorite