『コミュニケーション不全症候群』中島梓
の次に読みたい3つの本
『豹頭の仮面―グイン・サーガ(1)』栗本薫
(早川書房)
中島梓と栗本薫は同一人物の別名義なのだけれど、『コミュニ〜』を読んだあとに栗本薫の本を読み返すと、作者の思想がわかってより楽しめるようになる。中でも『グイン・サーガ』シリーズは最高傑作で、これから先もずっと読まれてほしいファンタジー小説。ものすごく長い(まさかの未完で終わってしまった……)のだけれど、がんがん続きが気になってしまう。私は読むといつも「とりあえず次の巻読むまで死ねないっ」と叫んでいた。
『少女民俗学―世紀末の神話をつむぐ「巫女の末裔」』大塚英志
(光文社)
「少女」たちはなぜ「少女」であり続けようとするのか? こちらは「80年代」に刊行された少女論。80年代カルチャーを覗けるしおもしろい考察もあるし、わりといい本。しかし誰かもっと現代の少女論を書いてくれよ。
『なぜふつうに食べられないのか: 拒食と過食の文化人類学』磯野真穂
(春秋社)
『コミュニケーション不全症候群』で語られた「ダイエット」の行く末を見る一冊。「ふつうに食べられないこと」について、医療ではなく「文化人類学」的にアプローチした本。インタビューが丁寧!
『枠組み外しの旅「個性化」が変える福祉社会』竹端寛
の次に読みたい3つの本
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。