仕事をしていなかった2年4ヶ月の間、ぼくには時間が有り余っていた。
事故から1年後に会社を辞めたのだが、必死で頑張ったリハビリのおかげもあって、再就職が出来る見通しは立っていた。
この先どうなるかわからないというぼくの不安は、多少和らいでいたが、身体が自由になるにつれて新たな問題が発生する。
不本意な夢の実現 アーリーリタイア後の生活
ぼくが仕事をしていた時はそれなりに忙しい毎日だった。
しかし会社を辞めたあとは……
朝7時に起きて、朝ごはんを食べて仕事に行く妻を見送る。
午前中は病院に行ったり、リハビリのためにプールに通ったり、近くの河原を散歩したり、
午後は本を読んだり、過去に撮り溜めた映画やドラマを見て暇をつぶす。
19時前に妻が帰ってくるので、それまでに家事を済ませて、ごはんを作って待つ。
妻が帰ってきたら、一緒に夜ごはんを食べて今日あった出来事を話す。
そして寝るという毎日……。
…………これは少し見栄え良く書いた。
本当はもっとだらしない生活をしていた時期もあるのだが、あまりにも不規則な生活過ぎて、どうまとめていいかわからないくらいだ。
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