Q.何の本でしょう?→日本の「言葉」の最高峰3人が集まった対談本

読みたい1冊はすぐ見つかるけど、その次の1冊が見つからないって「本好きあるある」の1つですよね。というわけで本日は、『妊娠小説』、『人間の建設』、『時間の比較社会学』の3つの「次の本」をご紹介します。【Kindle版発売中】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦!

『妊娠小説』斎藤美奈子
の次に読みたい3つの本

『現代語訳 舞姫』森鴎外著、井上靖訳
(筑摩書房)

なんとあの『舞姫』に現代語訳が! 教科書でむかし読んでよくわからなかった人にもおすすめしたい、もう一度読みたい舞姫。「妊娠小説」の中でもっともおもしろいのは、『舞姫』だと私は思う。ちなみに森鴎外はこの『舞姫』を家族の前で朗読していたらしい。この行為がどれだけ「やばい」ことなのか、小説を読んだらわかるはず……。

『源氏物語 (新装版)』紫式部著、高木卓訳
(講談社)

元祖「妊娠小説」といえばやっぱ『源氏物語』だよな……。予想外の妊娠・オン・パレード。というわけで日本の一大長編古典作品『源氏物語』は、存外教育によろしくありません。お子さんが「古典に触れる〜」とか言ったときにうっかり妊娠小説的部分に触れてしまわぬよう、青い鳥文庫バージョンを渡しましょうね!

『現代文学論争』小谷野敦
(筑摩書房)

川端康成の自殺の原因は「少女への失恋」だった、というのは捏造……? たけくらべの最後に主人公の態度が変わるのは、初潮のせい?(そんなアホな)。宮沢賢治がやたら批判されるのはなぜ? 文学者、文学研究者によるケンカ論争シリーズを集めた本。いい大人がこんなに喧嘩ばかりしてる文壇っていったい……。


『人間の建設』小林秀雄・岡潔
の次に読みたい3つの本
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人生を狂わす名著50

三宅香帆
ライツ社
2018-02-02

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三宅香帆の文学レポート

三宅香帆

『人生を狂わす名著50』(ライツ社刊)著者、三宅香帆による文学レポート。  ふと「いまの文学の流行りをレポート」みたいな内容を書いてみようかなと思い立ちました! なんとなく、音楽や映画だと「ナタリー」みたいな流行をまとめる記事っ...もっと読む

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