お金を貯めたかったらキラキラ金運財布を買うよりも、まずは年2回の大掃除です。

「節約しているのに貯金が増えない」「服はバーゲンでしか買わないのに」という方は多いと思います。
しかし、「バーゲンで服を買う人はお金が貯まりません」と言うのは、経済評論家の佐藤治彦さん。
大原則は「いらないものを買わないこと」だそうですが、いったいどういうことでしょう? 『年収300万~700万円 普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』が11万部ヒット中の佐藤治彦氏が、お金と幸せの方程式をご紹介します。

お金を貯めたかったらキラキラ金運財布を買うよりも、
まずは年2回の大掃除です。

 今年一年健康でいられますように、幸せでありますように。

 初詣では、そうお願いしているのに、三が日があけると現実の生活がすぐに押し寄せてきます。
 初詣では100円玉のお賽銭でいろんなことをお願いしたのに、5000円の金運財布を買っていたりします。
 健康より金運のほうが50倍大切ですか? 
 はっきり申し上げます。
 金運グッズでお金に恵まれるのは、発売している会社とその関係者だけです。
 お金が貯まっていくのは、収入と支出の差でしかありません。そして、お給料はそんな 簡単に上がることはありませんから、支出を考えていくしかないのです。

 私はかつて銀行に勤めているときに、同じようなスーツを何着も持っていました。自分がいいと思って買うのですから、前に買ったものと嗜好が似ていてほとんど同じものを選んでしまう。
 その結果、同じようなスーツばかりを買っていたのです。
 しかし、スーツを買うときに、自分はもう何十着もスーツを持っている。今、買おうとしているスーツも同じようなものだなあとわかればいらないので買わなくなります。

 いらないものを買ってしまう理由のひとつは、買ったことを忘れてしまっているからなのです。
 だから、すでに買って自分が持っているものを把握しておくことが大切です。

 そのためには何が必要でしょうか?

 大掃除です。

 これは洋服だけでなく、カバン、靴、文房具、食料品、日用品、家電製品までさまざまなものに言えます。つまり、自分が持っているものを把握しておくために必要なことなのです。
 年に2回は家中をひっくり返すくらいの勢いで掃除をしてもらいたいのです。
 こんなものもあった、買ったことを忘れていた、買ってあるのに使わないものがこんなにあるのだと自覚できます。
  こうして、自分の持ち物ときちんと向き合ってみましょう。
 これは、お金を増やしたい人、貯めたい人にはとても大切なことなのです。
 持っていれば買わない=お金が残る=貯金が増える、のです。
 キラキラの高い金運財布より掃除。
 これがお金を増やすのに大切です。
 そして居心地のいい部屋になることも請け合いです。

 半額、バーゲン、アウトレットなどの言葉に惑わされてはいけません

 世の中の多くの人が陥る、誤った節約法は、安く「買う」ことばかり努力をしていることです。
 節約しなくちゃと思う人は、「バーゲン」「半額」という言葉に弱くなっています。
 それは、魔法の言葉、呪文なのです。

 ちょっとおしゃれな3800円のシャツが1900円などとされていると、あら安い! 買わなきゃ損かしら、となります。
 その商品が好きで買うというよりも、半額という値段に惚れ込んで買おうかしら、と思うのです。
 こういう買い物を〝値惚れ買い〟といいます。
 商品が好きで買うのではなく、値段の安さに惚れて買うからです。

 バーゲンセールのときに、3800円のシャツが1900円となり、買おうかと悩むときに、自分に問いただしてもらいたいのです。
 この商品は、正価の3800円でも買いたい商品だろうか? 正価のときに出合っていたら買った商品だろうか? 
 答えは、ノーですよね? 
 では、3000円だったらどうでしょう? 2500円では?
 多くの人が、とんでもない! 1900円だから買いたいのよ、だって半額よ、安いじゃない! お買い得だもの! と答えるでしょう。

 ということは、その商品は、あなたにとって3800円の価値はもともとないのです。
 それどころか、2500円の価値もない。1900円の価値しか認めていない商品なのです。
 1900円の価値しか認めてない商品を1900円で買う。ただ、それだけです。
 そうです、まったく安く買っていないのです。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

この連載について

初回を読む
普通の人がケチらず貯まるお金の話

佐藤治彦

こまめに電気を消す、トイレのタンクにペットボトルを入れる、衣類はバーゲンでしか買わない……こうしたケチケチした節約方法は実は意味がない、と言うのは経済評論家の佐藤治彦氏。「1円を笑う者は1円に泣く」「チリも積もれば山となる」とはよく言...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

yurikuutika 何年も掃除してない汚部屋に住んでる。わたくし、お金貯まらない人の典型。 > 2年以上前 replyretweetfavorite

SatoHaruhiko cakes 連載2回目! https://t.co/AlogbHS3bJ 2年以上前 replyretweetfavorite