どんな相手でもあなたの話に食いつかせる「ラジオ型の質問」とは?

質問を制する者は人生を制す――その極意を、その道の達人である『超一流できる人の質問力』の著者が解き明かす連載の第17回。100%盛り上がるとあなたが自信を持っている“鉄板の質問”ほど、実は相手に嫌われる諸刃の剣だということをご存じでしたか? 今回は、そのカラクリを学びます。

相手が、以前ノッてきた質問に食いつかなくなったら?

 相手が以前、ノリノリで食いついてきた質問に味をしめて、同じ質問をふたたびぶつけてみたら、今回は一転して食いつきが悪い……。
 それで、あれっと肩すかしを食らうことがあります。

 「林さん、15歳年下の子と付き合ってるんですって? どんな感じなんス?」
 「あいつ射手座なんだけどさー。射手座の女は自由奔放らしいんだよね。ま、そこがいいんだけど」
 「へえ、うらやましいですねえ!」

 こんな具合で盛り上がっていた、ほんのひと月後のこと。

「林さん、例の射手座のカノジョどうしてます?」
「え、射手座? ああ、その話ね……」

 と、打って変わってテンション低め。何がマズかったのでしょう?

「近況チェック」を怠っていませんか?

 以前はノリノリで射手座のカノジョに関する質問に答えてくれていた林さんが、なぜ今回は反応が悪いのか。
 そんなときは「相手の状況が変わった」と考えるべきです。
 つまり、林さんと射手座のガールフレンドは別れてしまったわけです。

 人間の状況は刻々と変わるもの。
 さらには、日によって頭の働き具合も変わります。

 どれほど目に入れても痛くないほどお孫さんを可愛がっているおばあちゃんでも、リウマチと診断された日には上の空で、孫のことなんてどうでもよくなっているかもしれません。
 そんな日に「おたくのタロウちゃん、お元気?」と脳天気に声をかけても、いつものようにごきげんな答えが返ってくるわけはありませんよね。

 こうした変化に無頓着であってはいけません。
 林さんは現在、射手座の彼女から訴訟を受けている可能性だってあるのです。

質問のうまい人というのは、頭の中に座標軸があり、相手が「乗っていて、頭も働いている」ゾーンにいるときを狙って質問をぶつけるもの。
 その可能性を考えず、一度ウケた話をバカのひとつ覚えのように繰り返すのは三流もいいところ。
 「毎回同じ話をすれば喜ぶと思われているなんて、自分も甘く見られたものだ」なんて、かえって相手を不快にさせてしまいかねません。
 壊れたレコードのような質問者になってはダメなのです。

「レコード型」の質問から「ラジオ型」の質問にチェンジ!

 相手の最新情報をさりげなくキャッチするアンテナをはっておけば、同じ質問をループのように繰り返す「レコード型」の質問から卒業して、アップトゥデートな「ラジオ型」の質問を繰り出すことができます。

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超一流 できる人の質問力

安田正
マガジンハウス
2017-10-19

この連載について

初回を読む
超一流 できる人の質問力

安田正

私たちの日常会話は「質問」であふれています。「有休とっていいですか?」と、上司にお伺いを立てるのも、「この商品を買ってくれませんか?」と、顧客に営業するのも、「結婚してくれませんか?」と、恋人の気持ちを確かめるのも、すべて質問。「聞き...もっと読む

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