インフルエンザに感染しないために
2017(平成29)年は、9月11日からの1週間で、インフルエンザによる学級閉鎖が30施設に達し、福井県ではすでに流行期に突入したとの発表がありました(9月22日、厚生労働省発表)。同省は「今年は全国的にインフルエンザの流行が早まる恐れがある」と指摘しています。9月といえば、まだまだ日中は暑さを感じる季節です。
そんな時期にもうインフルエンザとは驚きましたが、驚いているばかりでは何も始まりません。しっかりと対策を講ずることが必要です。
前回もお話ししたとおり、インフルエンザによる感染の基本は飛沫感染です。患者の咳やくしゃみなどから発せられたウイルスを含む唾が、口や鼻から吸いこまれることで体内に入り、ウイルスが増殖すると発症します。
では、接触感染や空気感染では絶対にかからないかと言うと、実はそうとも言い切れません。
くしゃみをして飛び出た唾の水分が乾き、その唾に含まれていたインフルエンザウイルスが空気中に浮遊する可能性もあれば、インフルエンザウイルスに感染している人が口に手を当てて咳込んだり、くしゃみをしたあとに、その手でドアノブや手すりを触ることで、ほかの人へ接触感染する可能性ももちろんあるからです。
では、家の中でインフルエンザの感染を防ぐには、どのような掃除法が有効なのでしょうか。次から詳しく見ていきましょう。
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