今回のテーマは「ネガティブ思考だが、ぐずぐず悩むのは嫌(というか疲れる)」だ。
「ポジティブシンキングを極めたら、ただのバカが生まれた」という論文も発表されている通り、ポジティブならいいわけではない。無理なポジティブはネガティブより性質が悪い、ということも大分周知されてきた。しかし「ネガティブが良い」という風潮になってきたか、というとそうでもない。
少なくともネガティブシンキングな者の多くが「ネガティブ思考をやめたい」と思っている。私もその一人だ。なぜならテーマの通り「疲れる」のである。ネガティブな奴はポジティブな奴より慎重で思慮深いと思われがちだが、大体が「どうにもならないこと考えている」か、「一人で考えても一生わからないことを一人で答えを出そうとしている」のだ。
例えば他人と会話をして、もしかして今の会話で相手は気分を害したかもしれない、と思う。こんなものは、当の本人に「害した?害した?」、「ねえ、おこなの?」と聞かない限りは絶対わからないことである。
それも相当ウザい奴な気もするし、相手が素直に答えるとも限らないが、害してないと言われれば、それでとりあえずは良いし「今ので害した」と言われたら「ゴメス」と言ってさらに害してやればよい。ともかく次の段階には進める。
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