恐怖! 水に浸けた食器、濡れたままの歯ブラシで病原体が大繁殖

「朝は忙しく、夜は疲れているから」「汚れも落ちやすくなるし」と、食べ終わった後の食器を漬けおきしている人はいませんか? 実はその数時間で食中毒を引き起こす細菌は1~2万倍にまで増殖すると言います! そのほか、濡れたままの洗面台、風呂場にも感染リスクはいっぱい。病気と掃除とプロ・松本忠男さんの新刊『健康になりたければ家の掃除を変えなさい』から、水回りの意外な”落とし穴”について教えていただきました。

水回りは病原体の繁殖ポイント

前回の記事では、間違った掃除法による、ホコリやカビを通したウイルス感染のリスクをご紹介しました。そのほか、家庭内では、風呂場や洗面台、キッチンのふきんなども、ウイルス・細菌の繁殖しやすい場所として挙げられます。つまり自宅の感染症対策は、これら水回りのウイルス数、細菌数を減らすこともポイントになります。

そのなかでもここでは、洗面台、キッチン、風呂場についてお話ししていくことにしましょう。

まず、洗面台回りで感染リスクが高いのは、何といっても緑膿菌です。

たとえば、使用後の歯ブラシを濡れたまま放置していませんか? 歯ブラシには、雑菌が繁殖するのに十分な量の食べカス(栄養)と水分が存在します。いくら流水で洗ったとしても、濡れたまま放置していれば、雑菌の巣窟になってしまいます。

さらに、目には見えないだけで、歯磨き中も唾などのしぶきが洗面台の周囲に飛び散っています。こうした、洗面台回りに飛び跳ねた水分を拭き取らずに放置することで、緑膿菌という菌が繁殖しやすくなるのです。

緑膿菌は水回りの常在菌で、人の腸管をはじめ、自然界にも広く生息しています。水分さえあれば栄養分が少ない環境でも生きることができる、日和見感染症の典型的な病原菌の一つです。健康な人にはまったく害はありませんが、赤ちゃんや高齢者、免疫力が低下している方、寝たきりの方は注意が必要です。感染した場合、呼吸器感染症や尿路感染症、敗血症などを引き起こします

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健康になりたければ家の掃除を変えなさい

松本忠男

アレルギー、感染症……その不調、間違った掃除が原因です!!◎もっともインフルエンザに感染しやすい部屋は「寝室」◎「トイレのホコリ」の中で、菌は約10倍繁殖する◎「花粉」の季節に玄関をホウキで掃くのはNG◎間違った方法で風呂場を掃除する...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 2年以上前 replyretweetfavorite