野菜ばかりか、肉も魚もOK。恐るべし、味噌漬けと粕漬けの威力。

我が家で漬物といえばぬか漬け! ぬか漬けを愛するあまり、他の漬物に手を出そうという気持ちがなかなか起きなかった私ですが、知り合いの酒蔵から送られてきた「漬物用の熟成酒粕」が、「漬物魂」に火をつけた。確かに、日本古来の漬物って、ぬか漬けだけじゃないよ! 漬物だけで、立派な食卓の出来上がり。
『もうレシピ本はいらない 人生を変える最強の食卓』では、漬物愛についてたっぷり書いています。

飯、汁、漬物で大満足の食卓
『もうレシピ本はいらない 人生を変える最強の食卓』

ぬか漬け以外の漬物に手を出しまくる

 みなさまこんにちは。世間では野菜が高いと騒いでおりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 いやね、確かにハクサイとダイコンは通常の倍以上になっている印象があります。でもそもそも彼ら、この時期は激安ですからね。毎冬非常にお世話になっている身としては、あんまり高い高いっちゅうて一方的に批判を浴びているのを見ると、少々ギフンにかられるのでありました。
 だって先日、デカイ白菜を400円で買いました。で一瞬、「たっけえな」と思ってしまったんですが、実際のところ、白菜漬けにして、鍋に入れて、塩もみにして……とせっせと食べても一週間じゃ食べきらんかった。外食は言うに及ばず、他の食材に比べてもまだ十分激安じゃんヨと、ついムッとしてしまった自分を深く反省したことでした……。

 それに、野菜が全部高くなってるわけじゃありません。

 私の近所では、ネギはそんなに高くない。ゴボウはむしろ安い気がします。なので、このところ我が食卓のゴボウ率高し! ゴボウ好きとしては日々贅沢で嬉しい限りです。
 で、ナニセ寒いんでひたすらササガキゴボウにして鍋に入れて食べておりましたが、せっかくだから、かねてやりたかったことに挑戦することに。

 「ゴボウの味噌漬け」です!

 ゴボウと味噌って相性がいいので絶対味噌漬けは美味しいはずだと思っていましたが、これまでやる機会がなかった。というのも、我が家で漬物といえばぬか漬け! ぬか漬けを愛するあまり、他の漬物に手を出そうという気持ちがなかなか起きなかったのです。
 そんなところへ、前回お伝えした、知り合いの酒蔵から送られてきた「漬物用の熟成酒粕」が、私の未知なる「漬物魂」に火をつけたのです。確かに、日本古来の漬物って、ぬか漬けだけじゃないよ!

 というわけで、ゴボウの味噌漬け、やってみました。

 作り方はもう本当に簡単です。

 適当な長さに切ったゴボウを固めに茹でて、それを味噌の中に突っ込んでおくだけ。漬けた後の味噌はすかさず味噌汁に利用していくので、無駄も全くなし。

 で、さっそく食べてみましたとも。
 例によってオリーブオイルをたらりと垂らして……。

 いやいやいや、こりゃウマイじゃないの!
 パリポリと噛みしめると、ゴボウの土臭い風味が濃厚な甘じょっぱい味噌味に包まれて、クセのあるぬか漬けとは全く違う、力強くしかし素直で非常に上品な味わいじゃないか!

 我ながら、素人が作ったとは思えない味だわさ。料亭でも開きたい勢い……っていうか、考えてみたら味付けも歯ごたえも、作ったのは私じゃなくてゴボウと味噌が勝手に手を結んでこういう味になって下さったのでした。すいません。それも忘れてつい大きなこと言いました……。
 しかしいやもうほんと、レシピ本なんぞなくても美味は無限に存在するのであります。

さらに広がる漬物ワールド

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アフロえみ子の「自由メシ!」

稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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moxcha 良い。やってみたい。 6ヶ月前 replyretweetfavorite