話す相手の目が「死んだ魚のよう」になる時には、ある法則があった

質問を制する者は人生を制す――その極意を、その道の達人である『超一流できる人の質問力』の著者が解き明かす連載の第16回。質問をしたとき、相手の反応に「食いつきが悪いな」と感じることはありませんか? そんなときにあなたが見落としている意外なサインとは……。


相手の質問への食いつきが悪い

 質問をしたとき、相手の反応に「食いつきが悪いな」と感じることはありませんか? 返事はしてくれるのですが、身を乗り出して聞いてこない。「聞き耳を立ててくれない」のです。

◆毎月のスマホ料金がかさんで困るという上司に
あなた「 部長、格安SIMにしたらどうです? スマホ料金が月3000円以下になりますよ。ぼくのおすすめはですね……」
部長  「ああ、格安SIMね。うーん……」

◆音楽好きの友人に
あなた「 NHK交響楽団の定期公演のS席のチケットが余ってるんだけど、1万5000円のところを5000円で買わないかい?」
友人  「ああ、クラシックね。うーん……」

 いずれも相手には「お得な情報」なのに、なぜ食いつきが悪いのでしょう?

「相手にとってのうまみ」を考えていますか?

 結論から言うと、相手が話に乗ってこないときは、「相手にとってメリットのない話」をしている可能性を疑うべきです。
 あなたが「相手のメリットになる」と思っている話が、必ずしもそうだとは限らないことに注意しましょう。

 格安SIMに乗り換えれば確実にスマホ料金が安くなるのに、上司の食いつきが悪いのは、「格安SIMに乗り換えたくない事情」があると考えたほうがいいでしょう。
 例えば、田舎にいる高齢の両親と「ドコモメール」でやりとりをしており、NTTドコモを利用せざるを得ないのかもしれません。

 はたまた、あなたの音楽好きの友人が、破格のチケット代にもかかわらずあなたの提案に乗ってこようとしないのは、相手が「音楽好き」ではあっても「クラシック音楽好き」ではないのかもしれません。
 あるいはクラシック好きでも、N響ではなく別のオーケストラのファンだったのかもしれません。

 いずれにせよ、「メリット」の定義は人それぞれなので、一方的な思い込みから相手にメリットのない話を押しつけるのは禁物です。

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超一流 できる人の質問力

安田正
マガジンハウス
2017-10-19

この連載について

初回を読む
超一流 できる人の質問力

安田正

私たちの日常会話は「質問」であふれています。「有休とっていいですか?」と、上司にお伺いを立てるのも、「この商品を買ってくれませんか?」と、顧客に営業するのも、「結婚してくれませんか?」と、恋人の気持ちを確かめるのも、すべて質問。「聞き...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 6ヶ月前 replyretweetfavorite