インスタやグーグルマップでやりたいことを貯めておく

成功している人には共通点があります。それは「自分をよく知っている」ということ。どれくらい稼いで、どんな人と付き合い、どんな生活を送ることが自分にとって幸せなのか。それがわかれば、その幸福に近づくための行動を習慣化できます。ブロガー・作家のはあちゅうさんが、自分をよく知って夢をかなえる方法を解説します。第3回は、「自分のやりたいこと」「かなえたい夢」の貯め方についてです。

前回では、日記という名の「自分への取材ノート」を習慣化することで、生きているだけでネタが貯まっていく体質に変わっていくという話をしました。せっかく自分への取材を習慣にできたら、今度は取材結果をもとに「自分のやりたいこと」「かなえたい夢」を貯めていくことをおすすめします。そうすれば、人生をどんどん充実させていくことができるのです。

インスタグラム、食べログ、グーグルマップの活用法

私自身は日々のささいな夢を、忘れないように日記だけではなくいろんな場所に貯めています。夢を貯めるのは、別にノートだけでなくても構わないのです。今はアプリなどいろんなところに残しておけるので、それらを活用しない手はありません。
たとえば、友人が「インスタグラム」で美味しそうなお肉の写真をアップしていたら、まずはインスタグラムの「保存」機能で、その投稿をあとから自分で見返せるように保存します(この「保存」した投稿が見られるのは自分だけなので、何を保存しているのか他の人にばれる心配もありません)。

そして、さらに、そのお店の店名を、「食べログ」の「行きたい」リストに登録しておきます。それが、レストランではなく観光名所などのスポットの場合は、「グーグルマップ」を開いて、その場所に「行きたい」マーク(緑のラベルようなマーク)をつけておきます。こうすると、あとから見たときには地図の上に自分の気になる場所に緑色のラベルがついて表示されるのです。そして後日、実際にその場所に行けたときは、食べログの場合は「行きたい」を「行った」に変更して、グーグルマップの場合は、「お気に入り」や「スター」に変えておきます。

どこかに用事があって出かけるときには、必ず「ついでに夢がかなえられないかな〜」と食べログやグーグルマップを開いて「打ち合わせのついでに、このレストランに行こう」とか「取材のついでに行きたかった雑貨屋さんも寄ってみよう」とチェックするのが楽しみです。そしてかなったときに、「行きたい」を「行った」に変えたり、緑ラベルをスターに変えたりするのが小さな快感でもあります。この作業は、私の夢のリストにチェックマークが入ったという証し。「食べた」や「行った」のマークが日々増えていくと、人生が進む中で小さな夢が日々かなっていることを実感できます。

人は自分が前進していることを実感できるとき、充実感を覚えるのではないでしょうか。たとえば給与明細を見て、去年より良かったら「今年はがんばったなー」とウキウキするし、マラソンでタイムが上がったら、成長を感じて誰かに言いたくなりますよね。こういう「成長した!」「進んだ!」と思える瞬間を、日常に増やすために、私は記録する場所を増やしているのだと思います。

実は、夢がかなっているのに気づいていないことも

なぜ自分の夢を貯めていくことが、人生を充実させることにつながるのでしょうか。それは、人は自分が興味を持ったことや夢すら忘れてしまう生き物だからです。忘れるような夢ならそもそも自分の人生にとって大切なことではなかったのかもしれませんが、夢がかなっているにもかかわらずそのことに無自覚で、つねに「自分は夢がかなわない人生なのだ」と思いこんでしまうことは、自己評価を著しく下げ、自信の低下につながってしまいます。

実は「夢なんてかなわない」と思っている人でも、知らないうちに夢をかなえていることは多いのです。だから「自分は日々夢をかなえながら生きているんだ」ということに自覚的になるためにも、日記やメモの形で夢を書き残しておくことが大切なのです。そうすると、あとから見直したときに「あ、これもこれもかなってるじゃん!」と自分で気づけるようになります。

また、そのときは夢だと思いこんでいたことが、数年後の自分にとってたいしたことはないと思えたときは、ご自身の成長や考え方の変化に気づけるのではないでしょうか。
人は、良くも悪くもそのとき一緒にいる人に影響を受けてしまうものなので、一緒にいる人が変われば、夢が変わることだってあります。自分の人生にとってそんなに必要ではないことを、周りの人の影響で必要だと思っていたり、それが手に入らないことでフラストレーションを貯めてしまうこともありえます。

誰かにとっての夢だって、自分の人生にはそんなに必要なものじゃないかもしれません。みんながみんな、世界一周やバンジージャンプをしなくちゃいけないわけじゃない。それに夢、といったってサイズはさまざまです。幸せを実感するためには大きな夢よりも小さな夢をたくさん持っている人のほうが有利だと私は思っています。

たとえば、表参道に新しくできたカフェでフレンチトーストを食べたいとか、憧れの人のセミナーに行きたい、などの手が届きそうなものだって立派な夢といっていいと思います。そういう夢もちゃんと日々貯めておいて、かなったら「夢がかなった」ということを自覚できるようにしましょう。ちゃんと「夢は日々かなっているんだ」という自覚がないと、精神的に落ちこんだときや、自分の望む大きなものが手に入らないときに、必要以上に自信をなくしてしまいがちです。

でも「憧れのフレンチトーストだって食べられたし、憧れの人のセミナーに行くという夢もかなえた。日々着実に自分の想像したことは現実になっているのだから、今度だって大丈夫」と思えれば、心を落ち着けることができます。そして、夢をかなえているという実感は「幸福感」といっていいと思うのです。

かなった夢に目を向けることの大切さ
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自分への取材が人生を変える

はあちゅう

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fuelchips https://t.co/JakA1EKDGf 2年弱前 replyretweetfavorite

ek_07 良い記事。 https://t.co/yKYMZIBr5t 2年弱前 replyretweetfavorite