山本 昌
広島カープの「最強の習慣」
昨年37年ぶりのリーグ連覇を成し遂げた広島カープ。「黄金時代の再来」とも評される“赤ヘル軍団”の強さをプロ野球解説者の山本昌さんが分析。「勝つ組織」と「勝てない組織」の差はいったどこにあるのか? 結果を出す組織に共通する1つの「習慣」に、球界の“レジェンド”が鋭く迫ります。
カープの強さはまだ続く
だれよりも長く現役選手をやっていたから、勝つチームの条件というのはぼくなりにわかっているつもりだ。それは結果を出す組織の条件にも通じると思う。
例えば昨シーズン、2年連続8回目のリーグ優勝を果たした広島カープ。クライマックスシリーズではDeNAベイスターズの勢いに吞まれたが、レギュラーシーズンは2位の阪神タイガースに10ゲーム差をつける独走だった。ぼくは彼らの強さが、もうしばらく続くと考えている。
では、カープはなぜ強いのか。これは当たり前のことだが、なによりも
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セカンドキャリアを楽しむためには、ちょっとの努力とコツがいる
この連載について
山本 昌
第二の人生は現役時代より忙しい――。50歳でのプロ野球界引退後、現在は野球解説者、コメンテーターとして引っ張りだこの山本昌さん。「マイナス思考の塊だった」という彼の人生を変えたのは、たった1つの習慣だった⁉ 仕事と趣味の2つの視点でセ...もっと読む
著者プロフィール
1965年8月11日生まれ。1984年に日本大学藤沢高校からドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。32年に及ぶ現役生活で3度の最多勝に輝き、1994年には沢村賞を受賞。2006年には史上最年長でのノーヒットノーランを達成(41歳)。以降も数々の歴代最年長記録を塗り替え、2008年には通算200勝を達成(42歳)。史上初となる50歳での登板を最後に、2015年に現役を引退。セカンドキャリアでは、野球解説者・スポーツコメンテーター、講演会講師として精力的に活動。ラジコン、クワガタのブリーダー、競馬など趣味の分野でも活躍中。Twitter:@yamamoto34masa