攻める睡眠 守る睡眠

第3回】世界を飛び回るCAが伝授 長時間フライトでの快眠法

世界を飛び回っているキャビンアテンダント(CA)。華やかなイメージがあるが、夜行便での勤務など、ハードな仕事をこなす。そんなCAに、飛行機で快眠するコツや、時差ぼけの解消法を聞いた。

 華やかに見えるキャビンアテンダント(CA)だが、深夜勤務や海外との時差など、実はハードな職業だ。そんなハードワークを、CAはどうやって乗り切っているのだろうか。

現地では、時差ぼけで起きるのに苦労することもある。そんなときは「滞在時間を楽しむ!」と決めて、気持ちで乗り切る

 「フライトによって異なりますが、長時間飛行の場合、私たちCAもお休みを頂いて、機内で仮眠を取っています」

 ANAの現役CAで、広報部に籍を置いている大田優美子さんは、そう言って成田~ニューヨーク便の勤務スケジュールを説明してくれた(下図参照)。

 離陸後の約4時間は、乗客への食事サービスや機内販売、化粧室の清掃などを行う。次の約6時間は、乗客が眠る時間帯に入るので、CAも交代で食事や休憩を取る。最後の約2.5時間は、再び乗客にサービスを提供する。

 休憩は二交代制で約2時間。実は、機内にはクルーレストと呼ばれる秘密の部屋がある(保安上の理由で非公開)。一人ずつのスペースに区切られ、フルフラットの状態で仮眠を取ることができる。大田さんは「ぐっすり眠れる」と笑うが、すぐに寝付けないこともある。そんなときも「眠れないことを気にしないことが大事」だという。

 ただ、限られた時間でぐっすり眠るための工夫は欠かさない。機内は冷えるので、海外で購入したベビー用の湯たんぽをおなかに乗せ、体を温めるとよく眠れるという。他にも、好きなアロマをかけたマスクを着けたり、カフェインレスの温かい飲み物を飲んだりしてリラックスする。仕事と休憩のメリハリをつけることで、長時間勤務でも集中力を維持している。

ファシーというブランドの湯たんぽは、ベビー用品なので、機内に持ち込むにもサイズがちょうどいい

 現地時間の夕方に到着後は、疲れていても夜まで眠らないように気を付ける。「現地では向こうの時間に合わせて生活し、街に出たり、同僚と食事したり、アクティブに活動してメリハリをつけています」と大田さん。これが時差ぼけ解消の秘訣だ。

 機内でさまざまなビジネスパーソンを見てきた大田さんに、できる人の時差ぼけ解消法を聞いてみた。

 「慣れたお客さまは、乗った瞬間から到着地の時間で動き、そのときに現地が夜なら、耳栓とアイマスクを着けてすぐに眠っていますね」

 これなら、まねできそうだ。

Photo by Kazutoshi Sumitomo

▼▼▼Spring has come soon!


▼▼▼Recomendation in 2018

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド

この連載について

初回を読む
攻める睡眠 守る睡眠

週刊ダイヤモンド

睡眠とは何か。現代科学はこの問いに明快な答えを持っていない。しかし、近年の脳科学の進歩によって、睡眠のメカニズムが少しずつ解明されてきた。今では、睡眠をおろそかにすると命に関わること、一方で、睡眠の質を高めれば日中のパフォーマンスが向...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません