『美しい星』三島由紀夫
の次に読みたい3つの本
『太陽の黄金の林檎』レイ・ブラッドベリ
(早川書房)
三島由紀夫はどこかブラッドベリに通じるものがある。隠しきれない品の良さ、隠しきれないロマンチシズム、隠しきれない美意識、なのにそれをどこかで覆い隠そうとしているところ。中でも『太陽の黄金の林檎』はブラッドベリ初心者にもおすすめな短編集。本当に傑作揃いだし、最近、新装版も出て手に取りやすくなったし。
『エロティシズム』ジョルジュ・バタイユ
(筑摩書房)
三島由紀夫がもっとも影響を受けたというバタイユの哲学書。禁止を超えることの官能を説いた一冊。死と美を論じたバタイユ節は、『美しい星』を読むとよりわかりやすく理解できるはず。
『ひとにぎりの未来』星新一
(新潮社)
実は三島は「日本空飛ぶ円盤研究会」というUFO研究会を開催しており、その研究がこの『美しい星』にも生かされたのではないかと言われている(ほんとかよ)。ちなみに
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