NO MORE 長い会議!
なんのためにこんな長い会議するんだよ……。
と、会議中舌打ちをしたくなったことってありませんか? 舌打ちはしないまでも、会議のファシリテーターに対する信頼はダダ下がりになりますよね。
せっかく参加者に時間を取ってもらうのですから、有意義な生産性のあるものにしたいと考えるのは当たり前のことです。
会議には2種類あって、一つは意思決定を求める会議、もう一つはアイディアを出す会議です。
後者のアイディアを出す会議は、上司といった偉い人を出席させる必要は、基本的にはありません。
しかし、前者の意思決定を求める会議は、上司やさらに上の人にも出席してもらうため、あることが必要になります。
それは根回しです。
会議は始まる前から、終着点を用意しておかなければいけないのです。
そして、その終着点に対して、前もって上司に合意を得ておかなければいけません。
上司の合意を得てないのに、会議で突っ走ってしまうと、上司は
『こいつ……なに勝手なこと言ってるんだよ……』
と心の中で憤怒し、会議中あなたが不利な立場になっても、きっと助け船を出してくれないでしょう。
そのために、根回しが必要になります。
根回しといっても、黄金色のお菓子を袖の下として渡すとかそんなことをする必要はありません。そういうことが必要な職種の方は、至急ご連絡ください。
会議の前に、「こういうことを会議で話そうと思うんですが、◯◯さん(上司)はどう思いますか? ご意見お聞かせください。」と聞いてみるのです。上司の上司といった上の人が参加する会議では、特にこの流れが必要になります。
すると上司は、「よしよしこいつよくわかっておる」といった具合に、どういった流れの会議にしたいか意見を言ってくれるでしょう。それをくみ取った会議の進行にすれば、上司もご満悦なはずです。
つまり、会議って、始まる前からどういう流れにしてどういう結果になるかの、シュミレーションが大切になるのです。
これをしなければ、無手無策の全裸で街をウォーキングするようなものなので、お気を付けください。
瑠雨図さん「全裸で町をウォーキング……」
瑠雨図さんはずんずん先生のレポートを読んで、そうつぶやきました。
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