*前編はこちらからご覧いただけます
「みんなの元カレ、燃え殻さん」
一木 前回のお話で「一木さんは静かに人生に絶望している気がする」という言葉があって、実はすごくうれしかったんです。
燃え殻 なんで!?
一木 燃え殻さんはこういうことを仰るからモテるんだな、と思って。
燃え殻 どうした!? どうした!?
一木 突かれたいところを突かれたというか。だから今日は燃え殻さんにやられないぞ、むしろやってやると気概を持って来ました。そして燃え殻さんはなんだか「元カレ」みたいなので、緊張せずリラックスしてお話できる予感がありました。なんというか「元カレの象徴」「みんなの元カレ、燃え殻さん」という感じなんですよね。
燃え殻 うーん、そうなのか。その元カレ、みんなちゃんと働いていました?
一木 対等というよりは、ちょっと女子の方が立場が有利な恋愛の、元カレというイメージです。失礼なことばかり言ってすみません。
燃え殻 東洋経済ONLINEで【男はみんな「元カノの成分」でできている】というエッセイを書いたら盛大に炎上したのでイヤなんですけど、僕は本当に小説のモデルになった彼女のことを尊敬してたんですよ。才能にひれ伏したいというか、老成した彼女を早く介護したい、って衝動にかられてたんで。
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