話題の角田光代訳『源氏物語』に迫る!

現代小説らしい言葉 軽やかに|書評:山崎ナオコーラ

話題沸騰!角田光代の新訳『源氏物語』。大学では平安文学を専攻し、卒業論文のテーマは「源氏物語」だったという作家の山崎ナオコーラさん。角田さんの新訳源氏がいかに“リーダブル”か、その魅力に触れた書評をお届けします。



書評:山崎ナオコーラ(作家)

 こんなにスルスルと読める「源氏物語」の現代語訳は初めてだ。角田光代さんは今の言葉に置き換え…、いや、現代小説らしい言葉の流れに美しく整えて、軽やかな平安文学を届けてくれた。
 リーダブルということは、小説にとって意味のあることだ。もちろん、難解で読むのに時間がかかる小説だって面白い。その場合、難解さに意味がある。でも読み易い小説は、読み易さこそ美点だ。
 たとえば、この「角田源氏」は、どんどんページをめくることによって物語の骨が強く浮かび上がってくる。

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話題の角田光代訳『源氏物語』に迫る!

「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」編集部

発売以来、話題騒然!角田光代による新訳『源氏物語 上』。 『八日目の蟬』など数多くのベストセラー作を生み出してきた角田さんが“長編小説断ち”宣言をしてまで、現代語訳を引き受けた理由、実際に訳しはじめてからの苦労や「源氏物語」の魅...もっと読む

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Kawade_shobo 本日更新しました、今なら無料で読めます!  5ヶ月前 replyretweetfavorite