Q.何の本でしょう?→日本版『月と六ペンス』芥川龍之介の作品

読みたい1冊はすぐ見つかるけど、その次の1冊が見つからないって「本好きあるある」の1つですよね。というわけで本日は、『眠れる美女』、『月と六ペンス』、『やさしい訴え』の3つの「次の本」をご紹介します。【Kindle版発売開始】『人生を狂わす名著50』より特別連載。作家、有川浩も推薦!

『眠れる美女』川端康成
の次に読みたい3つの本

『蜜のあわれ』室生犀星
(小学館)

老人の「おじさま」と、時に17歳の女の子になる金魚「あたい」のかわいくて色っぽい恋のお話。もう、谷崎といい川端といいこの人といい、日本の文豪がこういうちょっと振り回してくるコケティッシュな女の子が好きなのはよ〜〜〜くわかったよ! 美少女(美魚?)が妄想半分で出てくる話が好きな人、ぜひ。

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
(角川グループパブリッシング)

というわけで21世紀になっても「妄想全開の美少女」は小説家によって描かれ続けるのであった。あらゆる京大生の妄想を過大膨張させた罪な美少女「黒髪の乙女」が出てくる小説。昭和の美少女に比べてちょっと手が届きそうな感じになっているけど、でもやっぱり男が振り回されたいのは変わらない。日本人男性の永遠の妄想や、如何に。

『「妹」の運命—萌える近代文学者たち』大塚英志
(思潮社)

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

Kindle版発売開始! 知らない本が知れる。知っている本は、もっとおもしろくなるブックガイドです。

人生を狂わす名著50

三宅香帆
ライツ社
2018-02-02

この連載について

初回を読む
わたしの咀嚼した本、味見して。

三宅香帆

人気連載【京大院生が選んだ「人生を狂わす」名著50】がリニューアルして再スタート! 書籍『人生を狂わす名著50』の著者であり、現役の京大院生で文学を研究し続ける24歳の三宅香帆が、食べて、咀嚼して、吐いた本の中身を紹介するブックガイドです。

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません