『眠れる美女』川端康成
の次に読みたい3つの本
『蜜のあわれ』室生犀星
(小学館)
老人の「おじさま」と、時に17歳の女の子になる金魚「あたい」のかわいくて色っぽい恋のお話。もう、谷崎といい川端といいこの人といい、日本の文豪がこういうちょっと振り回してくるコケティッシュな女の子が好きなのはよ〜〜〜くわかったよ! 美少女(美魚?)が妄想半分で出てくる話が好きな人、ぜひ。
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
(角川グループパブリッシング)
というわけで21世紀になっても「妄想全開の美少女」は小説家によって描かれ続けるのであった。あらゆる京大生の妄想を過大膨張させた罪な美少女「黒髪の乙女」が出てくる小説。昭和の美少女に比べてちょっと手が届きそうな感じになっているけど、でもやっぱり男が振り回されたいのは変わらない。日本人男性の永遠の妄想や、如何に。
『「妹」の運命—萌える近代文学者たち』大塚英志
(思潮社)
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