ふきん、タオルは各種3枚ずつセットする。
調理スペースや食器、調理器具などの拭きあげに欠かせない、台ふきん、食器用ふきん、キッチンクロス……。
以前、台所周りにまつわる正しいルール本を出版したとき、読者の方から寄せられた質問の一つに「台所周りの布ものは何枚ずつ揃えればいい? どのくらいのペースで、どう洗えばいい?」 というものがありました。
「台ふきんも食器用ふきんも、すべて服と一緒に洗濯機で洗ってしまう!」という方から「台所で手洗いする」という方、台ふきんはそもそも持たず、代わりに厚手のぺーパータオル+アルコールスプレーで拭きあげるという使い捨て派など、人によって扱い方はさまざまです。
私たちは日常、キッチンやテーブルを拭くものは「台拭き」、食器・グラスを拭くものはそれぞれ「食器用ふきん」「グラス用ふきん」などと呼んでいます。
しかし、お店で売られているふきんのネーミングは「かや生地ふきん」「綿ふきん」「マイクロファイバークロス」など、布の素材を表していることも多く、「これは何に使うのが一番なの?」と少し混乱しますよね。
また、「キッチンクロス」「ティータオル」などの名前で売られているものについても、手拭き用にしている人もいれば、食器拭き用に使っている人もいて、さまざまです。キッチンの布ものに関する混乱の原因の一つには、このバラバラな名称があるように思います。
まず、キッチン周りの布ものを整理すると、次の4つに分類できます。
①キッチン・テーブル台拭き
②食器・グラス拭き
③野菜拭き・まな板拭き
④手拭きタオル
この4つとも、一日に必要な枚数は3枚、と覚えてください。次から、それぞれの使い方と洗い方を見ていきましょう。