なぜか反感を買う人」は、内容以前に語尾に問題がある!?

質問を制する者は人生を制す――その極意を、その道の達人である『超一流できる人の質問力』の著者が解き明かす連載の第15回。今回も「相手の“本音”を引き出す」ための極意を学びます。「自分が本音を言えば、相手も本音を話してくれる」というのは大きな間違い。相手の反応が鈍いとき、単にノリが悪い人なのか、あなたの意見に同意できないと思っているのか、正確に見分ける方法を伝授します。

相手が「この人何言ってんの?」という顔をしている

 オフィスの休憩所での「雑談」は、職場の人たちとのコミュニケーションを深める貴重な機会。
 フランクな会話を通じて「自由にモノが言える雰囲気」をつくり上げることは、会社全体にとってメリットがあるでしょう。
 そう考えたあなたは、今日もはりきって雑談にはげみます。

 「タバコを悪く言う人たちって自分勝手ですよね? 自分たちだって、山ほどCO2を排出してるくせに(笑)」

 こんなふうに、あなたがジョーク混じりで「あえて」きわどい話題を振って、ざっくばらんなムードを作ろうとしているのに、相手は「この人、何言ってるんだろう?」みたいな微妙な顔つきをしている……そんな経験はありませんか?
 彼らはなぜ、あなたの「フランクな会話」に付き合ってくれないのでしょうか?

「あなたの価値観」を押しつけていませんか?

 休憩所での、あなたのスピーチは続きます。

「誰だってタクシーくらい乗りますよね。タクシーに乗ったらCO2を出すじゃないですか。そのCO2と、ぼくのタバコとどっちが有害なんですかって話ですよ。ねえ?」

 なかなかもっともらしいロジックなのですが、実はこれこそが周りのノリが悪い原因。
 というのも「自分の主張を裏付けるために、都合のいいロジックや定義を持ち出してくる人間」に対して、日本人はなんとなく不安を感じ、本音を見せなくなるという傾向があるからです。

 そもそも日本人は定義(決めつけ)をすること自体が苦手です。
 「定義をする人」が嫌われるのは、「定義」に巨大なパワーがあるから。
 いちど「定義」を作ってしまえば、ていねいな説明や説得の必要はもはやなく、「価値観」の流れができ上がってしまいます。周りはそれに従うしかありません。
「定義」を含んだ質問というのは、形の上では質問でも、実際には「価値観の押しつけ」になってしまっているんです。

「ですよね探知機」をインストールせよ!

 「価値観の押しつけ」に対して反対意見を言うのは、ものすごくエネルギーを使うことなので、相手は「何言ってんだこいつ」という顔をしながらも、口先では「ですよね」「はいはい」を繰り返します。
 なかにはそれを、「相手が同意している」と思い込んでしまう人もいますが、実に不幸な勘違いです。
「ですよね」「はいはい」は、こちらの話を聞いていない相手の反応だと覚えておきましょう。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

シリーズ累計64万部『超一流の雑談力』著者が、「次」の大テーマ「質問力」に挑む!

超一流 できる人の質問力

安田正
マガジンハウス
2017-10-19

この連載について

初回を読む
超一流 できる人の質問力

安田正

私たちの日常会話は「質問」であふれています。「有休とっていいですか?」と、上司にお伺いを立てるのも、「この商品を買ってくれませんか?」と、顧客に営業するのも、「結婚してくれませんか?」と、恋人の気持ちを確かめるのも、すべて質問。「聞き...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

toto37736 Twitterやネットでは、ほとんどコレ⬇ まぁ、殆どそういう言い回しの人が周りにどう思われようが知らない… #スマートニュース 8ヶ月前 replyretweetfavorite

dasshun4645 #スマートニュース 8ヶ月前 replyretweetfavorite

a_ebimayo #スマートニュース 8ヶ月前 replyretweetfavorite