今上陛下の皇室外交に特徴はあるのでしょうか?

皇室外交を表す言葉に「大使一〇〇人分もの役割を有する」というものがあります。、「国際親善」という意味では、政治家や外交官が束になってもかなわないほどの重要な役割を果たしているからです。では、今上陛下の皇室外交にはどんな特徴があるのでしょうか?

今上陛下の外国ご訪問の何よりの特徴は、両陛下揃ってのご訪問が定着したことといえます。その訪問国は、立ち寄り国を含めると延べ一〇〇か国以上。来日中の外国要人とのご会見などを含め、日本人としてもっとも多くの外国要人とお会いになっています。そして、もう一つ、決して忘れてはならないのは、両陛下がどの国を訪れても、外国との友好親善関係を深められるほか、世界の平和に対して真摯な姿勢で向き合っていらっしゃることです。

今上陛下が「象徴としての務め」として、戦没者慰霊を強く自らに課していらっしゃいます。このことを「外国の戦地で命を落とし、帰国を果たせなかった日本人兵士の魂を慰める」ことだと思っている日本人は多いのではないでしょうか。しかし、今上陛下が心を向けていらっしゃるのは日本人戦死者だけではありません。戦争の犠牲となったすべての人の魂を慰めることを考えていらっしゃるのです。

また、海外に移住した日本人やその子孫に対しても深い思いをおもちになっています。日系人のいる諸国には、今上陛下自ら訪問するなどのお気持ちを寄せられてます。そのお気持ちは各皇族方も変わりありません。

そうした今上陛下の真摯なご姿勢と、対日感情を一変させた二つの外国ご訪問を紹介しましょう。

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