東洋信号通信社の旧本社にはためく「AHHW」の国際信号旗
この写真は横浜の「港の見える丘公園」から撮ったものですが、正面の鉄塔に4枚の旗がはためいています。この旗は船舶の通信に使われる「国際信号旗」というもので、上から順にそれぞれアルファベットの「A・H・H・W」を表しています。
しかし、現代の船舶における国際信号旗を使った通信は、たいていは1枚から3枚の旗を使うだけで、4枚の旗を使った信号は見かけません。しかも旗を使うのはもっぱら船舶であり、陸側に国際信号旗が使われている例も見かけません。
うちのわんこの散歩でよくこの「港の見える丘公園」に来るのですが、5月に小型船舶操縦士の試験で国際信号旗の勉強をしてからは、この旗がかなり気になっていました。
この旗には、いったいどんな意味があるのでしょうか?
旗が掲げられている建物に書かれている「東洋信号通信社」という社名を頼りに調べたところ、今の東洋信号通信社の本社は大黒ふ頭にあるということがわかりました。この4枚の旗の謎についての取材に伺ったところ、この東洋信号通信社は、全国の主要な港を支える非常に重要な仕事をされていることがわかりました。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。